研究課題/領域番号 |
19K20945
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補助金の研究課題番号 |
18H05749 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
周 英實 目白大学, 保健医療学部, 助教 (40825618)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 発達性読み書き障害 / 読み書き / 認知能力 / バイリンガル / 韓国語 / 学習障害 / 日本語と韓国のバイリンガル / 読み書きの発達 / 日本語 / 日本語と韓国語のバイリンガル |
研究開始時の研究の概要 |
読み書き能力は学習に必要な能力であり、読み書きの困難さがあれば、二次的に語彙発達や学習全般に遅れをきたす恐れがある。これは、バイリンガル児童においても同様であり、グローバル化が進む現代において、読み書きが困難なバイリンガル児童を支援することは急務な教育的問題である。しかし、読み書きが困難なバイリンガル児童の診断評価法や効果的な教育的支援に関しては検討されておらず、モノリンガル児童を対象とした異言語の比較が主体である。そこで、日本語と韓国語のバイリンガル児童に着目し、モノリンガル児童用の検査の適応可能性を検討し、バイリンガル児童に役立つ検査法及び科学的根拠のある指導法を考案することを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では、読み書きが困難な日本語と韓国語のバイリンガル児童に役立つ検査法及び科学的根拠のある指導法を提案することを目的とした。そのため、モノリンガル児童用の発達性読み書き障害検査をバイリンガル児童に適応し、その適応可能性と限界について検討した。その結果、カタカナ書取課題において、モノリンガル児童用検査の学年平均に比べて低い成績を示した。しかし、ほとんどの課題において、モノリンガル児童の学年平均内の成績を示したことから、基本的にはモノリンガル児童を対象として標準化された検査はバイリンガル児童にも適応可能であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバル化が急速に進む日本において、様々な困難を抱えるバイリンガル児童の学校や社会生活への適応を支援することは重要である。発達性読み書き障害のある日韓のバイリンガル児童を対象にモノリンガル児童用に提案された検査法の適応可能性と限界を検討した本研究によって、日韓のバイリンガル児童の検出や指導につながる基礎的データが得られた。学術的意義として、今後日本語を第二言語とするバイリンガル児童を対象としたバイリンガル児童を主体とした研究につながると思われる。社会的意義として、発達性読み書き障害のあるバイリンガル児童の存在・実態に関する理解を社会に広め、教育的・社会的支援につながるのではないかと思われる。
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