研究課題/領域番号 |
19K20946
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補助金の研究課題番号 |
18H05750 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
青木 浩幸 国際基督教大学, 教養学部, 助教 (90826439)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | プログラミング / 教科教育 / ICT活用教育 / 具体的操作期 / 空間拡張現実 / ティンカリング / 教科教育へのプログラミング利用 / 協調学習 / 対象タンジブル / インタラクティブプログラミング / 初等教育プログラミング / 教育用プログラミング言語 / 協調プログラミング環境 / 主体・対象タンジブル / 空間コンピューティング / 対象タンジブルプログラミング / タンジブルインターフェイス / 教育プログラミング / 協調活動 / 教科プログラミング題材 / 机上投影プロジェクションマッピング / モーションキャプチャ / Pythonプラットフォーム / 全天周カメラによる活動記録 / レーザーカッター |
研究開始時の研究の概要 |
小学校の教科内プログラミング学習活動を支援する,拡張現実技術を用いたプログラミング環境およびプログラミング題材兼教科用教材の開発を行う。小学生の学習の特性を考慮し,空間拡張現実によるタンジブル協調活動環境の可能性に着目した。1年目はテーブルサイズの空間拡張現実を実現するためのプロトタイプハードウェアの構築と小学校算数におけるプログラミング題材の検討を行い,2年目は対象タンジブル環境のソフトウェア部分を実装するとともに,システムの最適化および小学生を被験者としての評価実験・改良を行う。
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研究成果の概要 |
プログラミング活動が従来の小学校の体験的で協調的な教育スタイルと異なる問題,教科内のプログラミングが教科の学びのメカニズムに関連づいていない問題の解決策として,空間拡張現実(SAR)技術により学習者の実物体験と仮想体験を融合させた協調的なプログラミング環境の開発に取り組んだ。プログラムの実行主体が相互作用する対象を実物に採用する「対象タンジブル」の考え方を提唱し,既存の子ども向けプログラミング教材や教科のプログラミング学習の過程をその考え方で分析することによって,教科の学びにおいて促進させる実物体験と試行錯誤を整理し,プログラミング言語に求められる機能と対象タンジブル教材の事例を考案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンピューティング活動を教育用途に広げる可能性とその方策の探究。成果物を得るためのプログラミングを発展させ,教科の内容を理解を目的とした試行錯誤を促すプログラミングに必要なインターフェイスのデザインと,試行錯誤を前提とした教科の学びのメカニズムの解明。抽象的なプログラミング活動では適応できる子どもが限定される恐れがあったが,具体性とティンカリングの特性の両立により,より多くの学習者に適応できる学びに転換することが可能になる。
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