研究課題/領域番号 |
19K20950
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補助金の研究課題番号 |
18H05757 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | エリザベト音楽大学 |
研究代表者 |
高瀬 裕人 エリザベト音楽大学, 音楽学部, 講師 (30823083)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 読むこと / 理解 / 理解方略 / 理解の成果 / フィードバック / 形成的評価 / 継続的評価 / 国語科 / 教育評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「読むこと」の学習指導における学習者の理解の深化に資する教育評価を明らかにすることを目的としたものである。この目的を達成するために、以下のことに取り組む。 (1)「読むこと」の学習指導におけるフィード・バックシステムのモデル化を図る。 (2)「読むこと」の学習指導において活用することができるフィードバック関連ツールを考案する。
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研究成果の概要 |
読むことにおける理解の深化に資する効果的な教育評価法の開発を目指して進めてきた本研究において、以下のことを明らかにした。 (1)継続的な形成的評価と効果的なフィードバックが学習者を読むことへと誘ううえで、また更なる読むことを促すうえで重要であること、(2)効果的な読むことの教育評価を実現する上で教師の見取りの力と、教師と学習者による対話の場が必要であること、(3)効果的なフィードバックとして、「指示する」「方向づけ直す」「質問する」「称賛する」「少し言葉を示して発言を促す」等の言葉がけが想定されること、(4)多様な機能をもった言葉がけを、学習者一人ひとりに応じて適時適切に行うことが重要であること
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報が溢れている現代社会において、主体的に情報にアクセスし適したものを選択するとともに、手にした情報を適切に読み解き、活用していくことが求められている。本研究では、こうした「読むこと」の資質・能力を育成する上で必要な教育評価法について検討した。 本研究での検討を通して、継続的な形成的評価と学習者への適時適切なフィードバックを実行していくための具体的な道筋を描き出すことができた。本研究で得られた知見は、これからの時代に必要な資質・能力の育成に資する、より効果的な「読むこと」の教育評価法を開発していくことにつながるものである。
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