研究課題/領域番号 |
19K20954
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補助金の研究課題番号 |
18H05762 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
今枝 史雄 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (70824118)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 知的障害教育 / 教科別の指導 / 問題解決 / 社会科 / 理科 / 知的障害 / 問題解決能力 / 学習支援システム / 学習プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、これまで知的障害教育でほとんど取り組まれていない社会科、理科といった教科別の指導を基に、問題解決能力の形成に向けた学習プログラムの作成および有効性の検証を行い、特別支援学校における知的障害児に対する問題解決能力の形成に向けた学習支援システムの構築を行うことを目的とした研究である。研究1:知的障害特別支援学校における教科別の指導等の実態に関わる調査研究、研究2:知的障害児の問題解決能力の形成に向けた学習プログラムの作成、研究3:知的障害児の問題解決能力の形成に向けた学習プログラムの有効性の検証および学習支援システムの構築の3つよりなる。
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研究成果の概要 |
本研究は全国の知的障害特別支援学校の教科別の指導等の実態に関する調査を基に、問題解決能力の形成に向けた学習プログラムの作成および有効性の検証を行い、教科別の指導を通した知的障害者に対する問題解決能力の形成に向けた学習支援システムの構築を行うことを目的とした。 知的障害特別支援学校に実態調査を行った結果、「問題解決」を目標とする社会科、理科の実施率が低かった。そのため、特別支援学校教員3名とともに社会科および理科の学習プログラムを作成した。作成した学習プログラムを知的障害者延べ79名に実施したところ、支援ツールを用いて自ら課題を遂行することが可能であった。今後は学齢期で活用することが望まれる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
令和2年度より平成29年、平成31年に告示された特別支援学校学習指導要領が順次実施されていく。知的障害特別支援学校における教科別の指導等の実態は先行研究でもほとんど明らかにされていない。本研究では教科別の指導等の実施率・年間授業時数等のデータを明らかにしたことで、重点的に取組む内容等が明らかとなり、今後知的障害特別支援学校における教科・領域を中心としたカリキュラム・マネジメントへの提言になったと言える。 また、知的障害特別支援学校ではほとんど社会科、理科が取り組まれていなかった。本研究で作成した社会科、理科の学習プログラムは今後多くの学校で活用できるパッケージとなることが予想される。
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