研究課題/領域番号 |
19K20958
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補助金の研究課題番号 |
18H05766 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
大貫 守 愛知県立大学, 教育福祉学部, 講師 (00823808)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 科学教育 / 科学的探究 / ルーブリック / パフォーマンス評価 / ポートフォリオ評価 / ポートフォリオ / 教育方法 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、2018年の学習指導要領の改訂において理科や理数探究で求められている科学的探究力を育むカリキュラムと評価方法について、日米の理論や実践にもとづいて開発することを目的としている。具体的には、米国の事例を参考に、教育目標のレベルで科学的な探究力の内実やそれに応じた指導方法と評価方法の在り方について理論的に整理するとともに、連携をしている高等学校と実践的な共同研究に取り組む。それにより、科学的探究力を育むために達成すべき教育目標の内実や指導方法、カリキュラムの在り方や評価方法(客観テストやポートフォリオ評価法などを含むパフォーマンス評価、自己評価など)とルーブリックを開発する。
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研究成果の概要 |
本研究では、理科教育や理数探究において科学的探究力を育む多面的な評価方法を開発することを目的としていた。具体的には、先進国である米国の科学教育の事例を参考に、科学的探究力の内実を知識面や技能面といった多面的な側面から精査し、それらを育み、評価する評価方法の在り方を理論的に整理した。また、本研究では国内で連携している高等学校と共同で、科学的探究力を構成する要素に着目した多面的な評価方法の開発に向けた実践的な共同研究に取り組み、評価基準のスタンダードとしての標準ルーブリックを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、理科教育や理数探究において科学的探究力を育む多面的な評価方法を開発した。具体的には、国内のスーパーサイエンスハイスクールと共同で、科学的探究力の質を評価するための標準ルーブリックを作成した。また、そのような評価規準(基準)に加えて、科学的探究力を育むための指導方略についても、ルーブリックを介して共有する手立てを考案した。このようなルーブリックを普及することは、高等学校において、科学的探究力を育むカリキュラムや指導を構想する上で具体的な示唆を与えうるものとなるだろう。
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