研究課題/領域番号 |
19K20967
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補助金の研究課題番号 |
18H05775 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉商科大学 (2021-2022) 明治学院大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
江草 遼平 千葉商科大学, 基盤教育機構, 助教 (70826239)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 聴覚障害 / 吹き出し型字幕 / 情報保障 / 吹き出し / 字幕 / オラリティ / コミュニケーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、教室での利用を想定した吹き出し型字幕提示システムを開発し、同システムの情報保障技術としての有効性と限界について実証的に検討する。システム開発においては、特に、吹き出し型字幕の表示位置・吹き出し形状をリアルタイムに決定する機能について重点的に取り組む。これにより、聴覚障害者が教室における学習活動に際して、音声情報を適切に保障される環境の構築を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では教室での利用を想定した吹き出し型字幕提示システムの情報保障技術としての有効性と限界について実証的に検討することを目的とする.本研究では,支援システムのユーザインタフェースに関して,実世界における複数人による話し合いの場面を想定した吹き出し型字幕の表示位置に関するユーザビリティ評価を行った.その結果,複数人による話し合いの場面において,被字幕提供者の話者あるいは発言の情報読み取りに関し,吹き出し型字幕が一般的な字幕形式に比べて時間的に支援していたことが示唆された.本研究の成果として,複数人による話し合い場面における情報保障手法としての吹き出し型字幕の有用性を一部示したことが挙げられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,学校教育におけるアクティブラーニング導入の推進により,学習者の主体的・対話的で深い学びの実現のために学習者同士のコミュニケーションや課題解決のための話し合いの重要性が高まっている.このような学習環境において,音声の取得に関する障壁は,これまで以上に聴覚障害のある学習者に大きな影響を与える可能性がある.本研究の成果は,このような学習環境の構築において,聴覚障害のある学習者を含めたアクティブラーニングのより良いあり方を検討するにあたって意義のある成果と考える.
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