研究課題/領域番号 |
19K20973
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補助金の研究課題番号 |
18H05781 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
小口 あや 茨城大学, 教育学部, 助教 (00825698)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 美術教育 / 鑑賞教育 / 美術作品 / 鑑賞作品 / 指導方法 / ワークシート / 美術鑑賞 / 工芸鑑賞 / 鑑賞指導方法論 / 団扇 / 美術科教育 / 鑑賞教育方法論 / 発達段階 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,美術作品に対する鑑賞教育方法とその教材開発を目的に行う。教育方法や教材の開発は,小学校低学年から大学生までの鑑賞傾向についての年齢ごとの調査や各分野における発達段階を基に行う。また,教材は教育現場で誰もがその理論を理解して行える形にして示す。本研究の成果を鑑賞教育における教育現場の一助としたい。
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研究成果の概要 |
絵画作品(複製)の鑑賞調査から、鑑賞の思考は小学校4年生と中学校2年生の時点で大きく変化することが明らかになった。低学年であるほど、作品内容を中心に感情移入的に鑑賞する傾向があった。高学年になると、作品表現を批評的に鑑賞する傾向が強まった。大学生になると必要に応じて過去の思考方法を用いて鑑賞する傾向が見られた。また、工芸作品(実物)の鑑賞調査では、どの学年においても絵画作品(複製)とは異なる思考の跡が見られた。そこで、工芸作品ならではの鑑賞指導方法を考案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では調査で明らかにした様々な年代の鑑賞者の思考を基に、美術作品の鑑賞の指導方法とワークシートを開発した。指導方法とワークシートは、教育現場で使いやすいように冊子にまとめた。また、鑑賞対象には工芸作品も含み、各年齢の鑑賞の仕方を調査した。すると、どの年齢においても工芸作品(実物)は絵画作品(複製)とは鑑賞の仕方が異なることも明らかになった。これを基に、工芸作品ならではの指導方法を考案した。
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