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学力格差を是正する学校と地域の協働体制についての臨床社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K20979
補助金の研究課題番号 18H05787 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0109:教育学およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

西 徳宏  大阪大学, 人間科学研究科, 助教 (50825627)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード効果のある学校 / 学校の臨床社会学 / 学校地域連携 / 学力格差 / 地域との協働 / 学校文化 / 地域連携 / 協働 / 被差別部落
研究開始時の研究の概要

本研究は、日本の「効果のある学校」が有する外部組織との協働体制を明らかにすることを通して、学力格差を是正する学校組織文化の形成プロセスを解明し、学校研究に対して学問的、政策的、実践的な示唆を提供することを目指すものである。助成期間中には、以下の基本的な検討課題を解明する。
(Ⅰ)「効果のある学校」の協働性は、どのような特徴があるか。
(Ⅱ)「効果のある学校」の連携活動は、どのように行われているのか。
(Ⅲ)「効果のある学校」と外部組織との協働体制は、どのように構築されてきたのか。
上記課題の解決には、アンケート、参与観察、インタビュー等の教育社会学的な調査理論・方法を活用する。

研究成果の概要

日本の「効果のある学校」が有する外部組織との協働体制を明らかにすることを通して、学力格差を是正する学校組織文化の形成プロセスを解明することを目指した。「『効果のある学校』は、地域社会とのどのような協働体制により構築されるのか」を学術的「問い」として設定した。 助成期間中には学力生活実態調査を用いて「効果のある学校」を析出し、協働性の特徴を量的に分析した。その上て「効果のある学校」を調査フィールドとした参与観察を行い連携活動の実態を解明し,協働体制がどのように生成されてきたかを分析した。そして、学力格差を是正する学校と地域の協働体制のあり方を考察し、学術的、政策的、実践的な示唆を検討した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的独自性は、「学校効果」を学校機関と外部機関の双方の相互作用によって生み出されるものとして捉えた点にある。また、学校現場で行われている取り組みを社会学的調査よって解析し、学力格差是正に効果的な学校と地域の協働のあり方を検討していく研究方策も、新たな試みであった。
さらに近年、学校と外部機関との協働は、「チームとしての学校」や「開かれた学校」など、教育政策上重視されてきたが、本研究はそうした課題に対し、実態的なデータをもとに社会的に厳しい立場にある子どもたちをどのような協働体制のもと支援していけば良いのか、説得的な政策示唆及び、具体的な実践モデルの提言を行った。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 学力格差を是正する教員文化はどのように継承されるのか2018

    • 著者名/発表者名
      西徳宏
    • 学会等名
      教育社会学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] 未来を創る人権教育2019

    • 著者名/発表者名
      志水宏吉・島善信
    • 総ページ数
      313
    • 出版者
      明石書店
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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