研究課題/領域番号 |
19K20988
|
補助金の研究課題番号 |
18H05796 (2018)
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
|
研究機関 | 椙山女学園大学 (2020-2022) 愛知淑徳大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
金南 咲季 椙山女学園大学, 人間関係学部, 講師 (80824979)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 外国人学校 / 地域コミュニティ / 類型論 / 比較社会学 / 多文化社会 / 教育課題 / 教育ネットワーク / 混合研究法 |
研究開始時の研究の概要 |
今日、日本社会では多文化化が進行する一方、人種主義の台頭や統合政策の欠如が顕在化し、異なる社会文化的背景をもつ人々の文化的差異の承認と社会経済的平等の実現に向けた共生社会の構築が喫緊の課題となっている。 本研究では、国内の外国人学校と地域社会との関係性を比較し説明する類型論の構築を通じて、共生の生成動態とその論理を明らかにする。具体的には1)国内の外国人学校の現状と各校と地域社会の関係性について質問紙調査をもとに全体像を描く。2)結果をもとに複数の対象地でフィールド調査を行い、関係構築過程を詳細に記述・分析する。3)以上の知見を比較し、共生の生成と展開の動態とその論理を説明する類型論を構築する。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は、国内の外国人学校を対象に、「学校の基礎情報」と「地域との相互作用」について明らかにすることである。具体的には、1) 学校とその周辺地域との関係について質問紙調査をもとに全体像を描き出す、2) その結果をもとに選定した対象校に対して質的調査を行い、外国人学校と地域社会の関係構築過程を詳細に記述・分析する、3) 以上の知見を比較分析し、地域社会における「共生」の生成と展開の動態とその論理を説明する類型論を構築することを目指すものである。 2022年度は年度当初より産前産後休暇及び育児休業を取得したため、年度を通じた進展はない。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020・2021年度は、新型コロナウイルス感染症に関する社会状況の影響により、実施予定であったフィールド調査や対面でのインタビュー調査の実施が難航し遅れが生じた。2022年度は産育休取得のため研究を一時中断し、その点をカバーすることができなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
2023年度は、質的調査を中心に最終の追加調査を進めていく予定である。下半期からはまとめの作業に入り、本研究課題を通じて得たデータの比較分析をもとに、地域社会における相互作用の実態と、その背景論理を説明する類型論の構築に向けて作業を進め、論文にまとめる。なお、本研究の成果については随時広く発信する予定である。
|