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他者の手の運動観察によって生じるくすぐったさ知覚機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K20994
補助金の研究課題番号 18H05802 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0110:心理学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

齋藤 五大  東北大学, 文学研究科, 助教 (70823772)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードくすぐったさ / 視触覚相互作用 / 身体周辺空間 / 多感覚相互作用 / 体性感覚 / 触覚
研究開始時の研究の概要

本研究の主要な目的は,身体近傍に呈示された他者の手の運動を観察したときにその視覚情報のみによって誘発される「くすぐったさ」知覚の生起機序を解明することにある。
通常,他者にくすぐられる場合に比べて,自分で自分をくすぐってもくすぐったくないことは良く知られた現象である。この自己くすぐりによるくすぐったさの低減は,自分自身の運動に由来する予測の感覚と実際の感覚の誤差が小さくなるために生じると考えられている。
そこで本研究では,この視覚誘導のくすぐったさ知覚が従来の計算論的モデルや脳科学的データから説明可能な現象であるか否かを検証し,特にそのクロスモーダルな知覚を生起させるメカニズムの解明に取り組む。

研究成果の概要

本研究の目的は,自分自身の身体部位周囲の空間でくすぐるような他者の手の動きを観察したときに,視覚情報のみでくすぐったさが誘導されることを実験的に確認し,その生起機序を検討することであった。結果は,視覚情報入力によるくすぐったさ知覚が触覚情報入力によるくすぐったさ知覚と共通の基盤を有する可能性を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

実際には触れられていなくともくすぐるような手の動きを見るだけでくすぐったさを感じることがある。本研究は,日常のなかで起き得る視覚から感じる触覚的な現象を複数感覚にまたがる情報処理システムの観点から検討することによって多感覚的な知覚の仕組みの理解をより推し進めるものである。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Viewing Hand Motion Elicits Tickliness2019

    • 著者名/発表者名
      Godai, Saito, Reo Takahashi, and Jiro Gyoba
    • 学会等名
      42nd European Conference on Visual Perception
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 他者の手の運動観察がくすぐったさを引き起こす2018

    • 著者名/発表者名
      齋藤五大・髙橋玲央・行場次朗
    • 学会等名
      日本認知心理学会第16回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] トップダウン情報が視覚誘導性のくすぐったさを調整する2018

    • 著者名/発表者名
      齋藤五大・髙橋玲央・行場次朗
    • 学会等名
      日本心理学会第82回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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