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他者からの働きかけが認知的感情制御の適応性に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 19K20997
補助金の研究課題番号 18H05805 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0110:心理学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

浦野 由平  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (20828462)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード感情制御 / 対人交流 / 精神的健康 / 適応性 / 文脈
研究開始時の研究の概要

うつ病など感情障害の発生・維持メカニズムの解明は喫緊の課題である。感情障害の発生・維持メカニズムにおける鍵概念として感情反応をモニタリング・調節するプロセスである感情制御が注目されているが,これまでは認知的なプロセスに多くの注目が集まっており,対人交流等の社会的要因の機能についてはあまり検討されていない。本研究では,対人交流における他者からの働きかけが個人の認知的感情制御過程や精神的健康に及ぼす影響について実証的に検討する。

研究成果の概要

本研究の目的は,感情制御における他者からの働きかけの機能を解明することであった。まず研究1では,知覚されたソーシャルサポートの機能を検討した。その結果,ソーシャルサポートの高さが,適応的・不適応的な感情制御方略と精神的健康の関連を総じて弱めることが示唆された。研究2・3・4では,感情制御における他者からのサポートが受け手の認知的感情制御や精神的健康に及ぼす影響について検討した。その結果,「注意のサポート」と「認知的サポート」が感情制御においてそれぞれ異なる機能を持っていることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

うつ病,不安症などの感情障害の背景にあるメカニズムに共通する要因として,感情反応の強度・種類を調節するプロセスである感情制御が注目されている。これまでの研究は主に認知的なプロセスを検討してきたが,近年は感情制御における対人関係・対人交流の機能が注目を集め始めている。本研究は,周りにサポーティブな他者が存在すること,感情制御において他者からサポートを受けることが,個人の感情制御や精神的健康に与える影響について新たな知見を提供するものであり,心理学的支援・介入アプローチの開発・改良に今後つながることで,社会的問題の解決に貢献しうる。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 今,改めて問う「感情とは何か」(3) ―研究方法からみる「感情とは何か」―2019

    • 著者名/発表者名
      武藤世良・白井真理子・山本晶友・森数馬・浦野由平
    • 学会等名
      日本感情心理学会第27回大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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