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男性不妊当事者の求める心理的支援の実態‐心理的支援体制の構築を目指して‐

研究課題

研究課題/領域番号 19K21017
補助金の研究課題番号 18H05825 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0110:心理学およびその関連分野
研究機関聖マリア学院大学

研究代表者

井口 亜由  聖マリア学院大学, 看護学部, 講師 (10755888)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
キーワード男性不妊 / 心理的支援 / 不妊治療
研究開始時の研究の概要

男性不妊当事者の心理に関する国内外の研究を概観すると、男性不妊当事者がどのような心理状態で、心理的支援を得ているかの実態を把握している研究は未だ少ない。よって、日々男性不妊専門外来で当事者に接する看護職者の視点からその実態を明らかにし、その結果から求められる支援について示唆が得るため、現在は男性不妊専門外来への研究協力を依頼している段階である。本年度、本研究で得られた実態を学術学会で発表予定である。

研究成果の概要

本研究は、男性不妊当事者が現状としてどのような心理的支援を必要とし、具体的に得ている心理的支援の実態を明らかにすることを目的とした。本研究では、男性不妊専門外来ならびに男性不妊外来を有する病院に勤務をする看護職者を対象とし、インタビューによってその実際をお聞きすることが出来た。研究結果として、男性不妊当事者は言葉でその心理を語ることは少なく、表情や態度で感情を示すことが明らかとなった。その感情は初診・施設での初の精液検査時・手術前・手術後に表出されることが多く、期待や不安のある中で治療を行っている実態が明らかとなった。また、看護職者もどう接すると良いか模索していることも明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

男性不妊当事者の心理に関する国内外の研究を概観すると、男性不妊当事者がどのような心理状態で、どのような心理的支援を得ているのかの実態を把握した研究は多くはない。男性不妊外来の数も全国的に少ないが、昨今の不妊治療を必要とする夫婦の増加と、比例して増加している男性不妊外来受診者への支援を考える上で、日々男性不妊専門外来で当事者に接する看護職者のインタビューを通して男性不妊当事者の様子や看護者の語る心理的支援の実際からその実態を明らかにし、その結果から求められる今後の男性不妊当事者への心理的支援についての示唆が得られたことに本研究の意義はあるといえる。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 男性不妊専門外来勤務の看護職者の視点からみた男性不妊当事者の心理とその支援の実態2021

    • 著者名/発表者名
      井口亜由、龍聖子、俵由里子、下木ゆかり、桃井雅子
    • 学会等名
      日本助産学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2025-01-30  

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