研究課題/領域番号 |
19K21089
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補助金の研究課題番号 |
18H05920 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0303:土木工学、社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
伊藤 真一 鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (20825690)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 斜面崩壊 / データ同化 / 浸透解析モデル / 土中水分量 / 現地計測データ / オンラインデータ同化 |
研究開始時の研究の概要 |
研究計画の具体的な内容は以下の三つである。 1.サーバー上で適切なパラメータを推定できるオンラインデータ同化システムの開発 2.土の種類が異なる様々な斜面において計測されたデータを用いたデータ同化事例の拡充 3.蒸発散の影響を考慮したモデルを導入したデータ同化プログラムの開発 これらを行って,豪雨時の斜面崩壊発生に対して重要な土中水分量を予測できるシステムを構築する。
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研究成果の概要 |
本研究では,土中水分量に関する現地計測データを用いてリアルタイムに浸透解析モデルを推定するオンラインデータ同化システムの構築とその高度化を試みた。その結果,現地計測システムのサーバー上で浸透解析モデルを推定できるオンラインデータ同化システムの構築が可能であることを明らかにした。また,不飽和状態の浸透挙動から飽和状態の地下水の上昇や下降までも表現できる浸透解析モデルを推定する新たなデータ同化方法を提案し,その有効性について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
豪雨時の斜面崩壊の発生には,土中水分量が大きく影響する。斜面崩壊による被害を軽減するためには,降雨に伴って変化する土中水分量を適切に再現・予測できる浸透解析モデルの推定が不可欠である。本研究では,土中水分量を現地斜面で計測しながら浸透解析モデルをリアルタイムに修正・更新するシステムを構築することができたため,これらの研究成果は,斜面崩壊の発生予測に寄与できる可能性があると考えられる。
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