研究課題/領域番号 |
19K21094
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補助金の研究課題番号 |
18H05928 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0304:建築学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高橋 元貴 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (90828344)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | インフラ / 維持と存続 / 江戸 / 京都 / 大坂 / 都市史 / 都市インフラ / 堀川 / 維持管理 / 三都 / インフラストラクチャー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では都市における「空間」の問題を主たる関心事としながら、建築学・歴史学・考古学の手法や知見を総合して研究をすすめてゆく。都市空間や諸施設の維持管理に関わる記録の多くは文字史料のかたちで残されているため、基本的に近世文書を素材としながら、維持管理をめぐる社会的な複合関係やその実態を検討し、これを地理的情報や考古学的情報と関連づけ、インフラそのものの物理的な存続のすがたを中長期的なスパンで空間的に復元・分析する。
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研究成果の概要 |
本研究は、江戸・京都・大坂を題材として、都市の基盤施設である広義のインフラ・ストラクチャー(道や堀川、屋敷地、町家など)の維持と存続の歴史的あり様を考察し、その特質を明らかにすることを試みたものである。 具体的には、江戸については江戸城堀および本所深川の堀川の維持管理体制とその存続形態について検討し、京都・大坂についてはインフラの維持管理にかかわる基礎的な史料の収集と整理を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの建築学分野からの都市史研究でも、空間がどのように計画、あるいは形成されてきたのかという観点から分析されてきたのに対し、本研究では都市空間がいかに維持管理されてきたのかという観点からインフラストラクチャーの歴史的な存在形態を明らかにした点で学術的意義をもつ。またこうした成果は持続的な開発目標が目指される現代社会において、歴史的観点から都市空間の今後のありようを考えるうえで重要な社会的意義をもつものと考える。
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