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エキソソームの多様性を生み出す細胞内小胞輸送経路の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K21174
補助金の研究課題番号 18H06039 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0701:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

松井 貴英  東北大学, 生命科学研究科, 助教 (10827794)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードexosome / endosomal / ESCRT / extracellular vesicle / Rab / endosome / escrt / 細胞外微粒子 / membrane traffic
研究開始時の研究の概要

エキソソームは生体内のほぼすべての細胞から分泌される小胞で、様々な核酸や脂質、タンパク質を含んでおり、新たな細胞間コミュニケーションの手段として注目されている。また近年の研究からエキソソームが様々な生理機能や、がんなどの疾患との関わりがあることもわかってきている。最近になり、単一の細胞が性質の異なる多様なエキソソームを分泌することがわかってきた。しかし、そのエキソソームの多様性を生み出す細胞内分子機構や、その生理的意義はほとんどわかっていない。そこで本研究では、エキソソームの輸送・分泌過程の分子メカニズムを解明し、エキソソームの多様性を生み出す分子基盤とその生理的意義の理解を目指す。

研究成果の概要

エキソソームは細胞外小胞の一種であり、特定のタンパク質や脂質、核酸が豊富に含むことから、その生理作用やガンなどの疾患との関連性について多くの研究がなされている。
最近になり、単一の細胞が多様なエキソソームを分泌することがわかっている。しかし細胞内でエキソソームの多様性がどのように生じるかは全くわかっていなかった。本研究で我々は、エキソソームの多様性を研究すべく、新し実験系を構築した。その結果、細胞内には互いに非依存的な2種類のエキソソーム生合成機構があることを見出した。現在この内容を論文投稿中である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

エキソソームは特定の分子を含み、新しい細胞間コミュニケーションの方法として着目されている。実際に細胞間の恒常性維持に重要な役割を持つことも示唆されている。また、ある種のガン細胞では浸潤を促進するために特殊なエキソソームを分泌し、周囲の細胞の性質を変える可能性があることもわかってきている。本研究では、単一細胞における多様なエキソソームの生合成機構の解明に取り組んだ。したがって、本研究の知見が、生体内におけるガンの浸潤、進行のメカニズム解明の一助となる可能性もあり得る。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] エクソソームの生合成機構2020

    • 著者名/発表者名
      松井貴英、福田光則
    • 雑誌名

      医学のあゆみ

      巻: 272 ページ: 293-298

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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