研究課題/領域番号 |
19K21184
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補助金の研究課題番号 |
18H06059 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0701:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
市川 雄一 公益財団法人がん研究会, がん研究所 がん生物部, 研究員 (20632160)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ノンコーディングRNA / クロマチン / ER陽性乳がん / ESR1 / エピジェネティクス / 細胞核 |
研究開始時の研究の概要 |
遺伝子の発現を制御する因子として、タンパク質へ翻訳されずに細胞核内で機能するノンコーディングRNA が近年注目を集めている。ノンコーディングRNA を介した遺伝子発現制御はがんなどの疾病と密接に関わっている。本研究では再発乳がん特異的に高発現している核内長鎖ノンコーディングRNA「エレノア」に着目し、エレノアが相互作用する染色体領域や、エレノアと協調的に働く転写関連因子を明らかにすることで、ノンコーディングRNA を介した新しいタイプの遺伝子発現制御機構の解明を目指す。得られた成果は、再発がんの診断や治療標的の同定につながると期待される。
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研究成果の概要 |
ノンコーディングRNAエレノアは、エストロゲン受容体(ER)をコードするESR1遺伝子の転写を活性化することでER陽性乳がんの再発に関与すると示唆されている。本研究では、エレノアRNAを標的としたChromatin Isolation by RNA Purification(ChIRP)法を用いて、エレノアRNAと相互作用するゲノム領域を明らかにすることに成功した。また、エレノアの機能を阻害する薬剤を複数同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エレノアRNAは細胞のがん化や乳がんの治療耐性化との関与が示唆されていることから、本研究によって得られる成果は、がん細胞が治療抵抗性を獲得するメカニズムの一端を明らかにするものであり、再発がんの診断や治療標的の同定につながると期待される。
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