研究課題/領域番号 |
19K21279
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補助金の研究課題番号 |
18H06170 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0901:腫瘍学およびその関連分野
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
古川 賢英 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80624973)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 消化器癌 / 抗がん剤抵抗性 / トロンボモジュリン / GPR15 / リコンビナントトロンボモジュリン / 新規治療法 / 化学療法 / Gタンパク質共役型受容体 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、リコンビナントトロンボモジュリン(rTM)がG-protein coupled receptor 15(GPR15)を介した難治性消化器癌に対する抗腫瘍効果とそのメカニズムを解明し、難治性消化器癌の新しい治療法を開発することを目的とする。また、rTMは現在本邦においてDIC治療薬として広く使用されている薬剤なので、本研究をもとに速やかにrTMを難治性消化器癌の新規治療薬として臨床応用ができると見込まれる。
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研究成果の概要 |
本研究では各種の細胞株におけるGPR15の発現とrTMによる抗腫瘍効果についての解析を行った。GPR15の発現量は癌腫によって異なり、その発現量の違いからrTMの抗腫瘍効果の出現状況に差を認めた。 また、rTMによる直接的な抗腫瘍効果とGPR15の関連性については、遺伝子ノックアウト細胞株を用いた解析を行う予定であり、今後の研究のと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は難治性の消化器癌に対する新たなバイオマーカーとなりうるGPR15に着目した研究である。消化器癌は化学療法への抵抗性を示した際には分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤による新たな治療法が必要となるが、本研究においては第四の治療標的を見出す研究である。そのため、本研究で得られる成果は癌治療の発展における重要な位置付けとなりうる。
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