研究課題/領域番号 |
19K21289
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補助金の研究課題番号 |
18H06184 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0901:腫瘍学およびその関連分野
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
川口 耕 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (60825058)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 腫瘍免疫 / ゲノム / 乳癌 / 肝臓癌 / 免疫微小環境 / シーケンス / 腫瘍内不均一性 / ゲノム解析 |
研究開始時の研究の概要 |
我々はこれまで原発巣腫瘍サンプルのRNA ならびにDNA シークエンスデータを用いて網羅的にゲノム・エピゲノム解析することで、その臨床的意義を解明する手法を確立、そして報告してきた。特に乳癌・大腸癌においては革新的な網羅的ゲノム解析法を確立し、腫瘍内の免疫微小環境が腫瘍内ゲノム不均一性に寄与し、予後を悪化させることを明らかにした(論文審査中)。本研究は消化器癌の、特に転移巣腫瘍を網羅的ゲノム解析することにより、転移形成そのものや転移巣腫瘍内不均一性増悪における免疫微小環境の役割とその臨床的意義の解明を目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究は乳癌・肝臓癌の転移浸潤における免疫微小環境の役割とその臨床的意義の解明を目的とした。腫瘍臨床サンプルに対して次世代シーケエンサー解析を行い、RNAならびにDNA シーケエンスデータに独自の数理モデル解析基盤を応用、腫瘍内の遺伝子変異、遺伝子発現、ゲノム不安定性、免疫微小環境をそれぞれ定量、評価した。さらに癌細胞や免疫担当細胞(Tリンパ球やBリンパ球)の腫瘍内多様性(不均一性)をゲノムレベル評価した。それらのデータを元に乳癌・肝臓癌における悪性度の獲得や腫瘍内多様性(heterogeneity)獲得における免疫微小環境の役割とその臨床的意義を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はさらなる革新的な網羅的ゲノム解析手法の導入により、固形癌の転移浸潤における免疫微小環境の役割とその臨床的意義の解明を目的とした。従来の腫瘍を分割して複数の解析をする手法と異り、本研究では単一のシーケンスデータから複数のパラメターを計測、独自に開発した数理モデル解析基盤を適応した。すなわち、革新的なトランスクリプトミクスレベルの解析アルゴリズムを応用し、腫瘍内の免疫微小環境を定量、評価する。またDNA シーケエンスデータを元に腫瘍内のゲノム不安定性を定量した。本手法は他の様々な癌種の免疫微小環境を含めた病態解明さらには適切な治療法の確立に寄与すると考えられる。
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