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心臓マクロファージの分化機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K21311
補助金の研究課題番号 18H06208 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0902:内科学一般およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

松原 巧  東京大学, 医学部附属病院, 特任臨床医 (60824836)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード心臓マクロファージ / 分化 / マクロファージ / 心臓 / アンフィレグリン / 心不全
研究開始時の研究の概要

近年、心不全患者は増加の一途を辿っている。心不全治療は目覚しい進歩を遂げたが、心不全患者の予後は未だ良好とは言えず、心不全患者の予後改善が課題とされている。
我々はこれまでに心臓マクロファージが心不全代償に関与しており、その機能発現に必要な遺伝子も明らかにしている。本研究ではその知見をもとに、心臓マクロファージに着目した心不全治療の新規治療標的分子の同定に挑戦する。

研究成果の概要

我々は心臓を構成する細胞の内、1%に過ぎない心臓マクロファージが心機能を規定していることを見出しており、心臓マクロファージが分泌するAmphregulin(Areg)が心臓の恒常性維持に必須であることを明らかにしている。本研究では心臓マクロファージの分化において重要なシグナルがカテコラミンによるβ刺激と脂肪酸であることを明らかにした。
脂肪酸による成熟化にGpr65が関与している。Gpr65のノックアウトマウスでは心臓の単位重量あたりの心臓マクロファージ数が減少する。Gpr65の骨髄細胞を移植したマウスでは野生型に比べて心拡大、心機能低下をきたした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

組織マクロファージの分化機構で明らかになっているものは少なく、特に心臓マクロファージについてはその分化機構の詳細についての検討は少ない。心臓マクロファージは心臓の恒常性維持に必須であり、その機能異常は心臓突然死や心不全に関連している。
心臓の恒常性維持に必須である心臓マクロファージの分化機構を明らかにすることで、マクロファージの機能異常への介入が可能になり、新たな心不全治療の標的分子が明らかになる可能性がある。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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