研究課題/領域番号 |
19K21322
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補助金の研究課題番号 |
18H06220 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0902:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
山本 壱弥 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 理学療法士 (80828559)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 心臓リハビリテーション / 腰HAL / 低栄養 / 身体機能 / 早期離床 / フレイル / サルコペニア / 高齢心不全 / リハビリテーション / ロボット / 栄養状態 / 日常生活動作 / 心疾患患者 |
研究開始時の研究の概要 |
サルコペニア(筋肉減少),フレイル(虚弱),低栄養合併の高齢心疾患患者に対する早期離床および「安全かつ効果的」なリハビリテーション法の確立に向けて,体幹・下肢機能の向上促進を目的とした自立支援用ロボットHAL(HybridAssistive Limb)腰タイプの臨床的有用性を明らかにすること。
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研究成果の概要 |
心不全例に対し,Hybrid Assistive Limb腰タイプ(腰HAL)併用リハビリテーションにて身体機能が改善する症例の臨床的特徴を明らかにし,腰HAL併用の効果を開始時栄養学的視点から検討した。【結果】腰HALにて身体機能が改善する症例は,開始時の身体機能が低く,低栄養状態の心不全例であった。開始時にCONUT Scoreで評価した中程度~高度(5-12)の低栄養状態を呈する群では,栄養状態が正常~軽度(0-4)の群と比較し,背景因子補正後も身体機能の改善が良好であった。【まとめ】腰HAL併用リハビリテーションは,低栄養状態を呈する慢性心不全例の身体機能改善に有用である可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低栄養状態にある高齢心不全例は身体機能に異常をきたしやすく,ガイドラインで示されている最適運動様式は確立されていない。アシスト機能を備えた腰HAL併用リハビリテーションは,低栄養状態の慢性心不全例の身体機能改善に有用である可能性が示され,今後慢性心不全例における新たなリハビリテーション法となりうることが期待される。
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