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腫瘍内浸潤リンパ球の遊走・活性化に関わる新規Gタンパク質共役型受容体の探索

研究課題

研究課題/領域番号 19K21325
補助金の研究課題番号 18H06225 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0903:器官システム内科学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

住田 隼一  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30609706)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード腫瘍内浸潤リンパ球 / Gタンパク質共役型受容体
研究開始時の研究の概要

悪性腫瘍の多くは未だ予後不良であり、新規薬剤の開発が望まれている。近年、免疫チェックポイント阻害薬等の登場と適応拡大により、癌病態における免疫担当細胞の役割、中でも腫瘍内浸潤リンパ球の役割が注目されている。この腫瘍内浸潤リンパ球がどのように腫瘍細胞内へリクルートされるのか、また癌細胞とどのように相互作用するのかについては、詳しいことはわかっていない。そこで、本研究では、Gタンパク質共役型受容体に注目し、腫瘍内浸潤リンパ球における新規役割の解明を目指す。

研究成果の概要

癌細胞に対して細胞傷害活性を持つCD8陽性の腫瘍内浸潤リンパ球(Tumor-infiltrating lymphocyte;TIL)に注目した解析を実施し、継続している。本研究では、予備実験の結果からTILの浸潤や機能に重要と思われたGタンパク質共役型受容体や関連する分子に注目し、主にマウスを用いてその機能解析を実施している。本研究では、複数の細胞株を用いて実験を行っているため、得られた結果に癌種特異性がみられるかについても幅広く検討している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、抗PD-1抗体をはじめとする免疫チェックポイント阻害薬がメラノーマなど種々の癌に対して有効であることが明らかとなり、癌病態における免疫細胞、特に腫瘍内浸潤リンパ球(TIL)の役割が注目されている。腫瘍免疫におけるTILの重要性はこれまでの知見から明らかであるが、TILが腫瘍内に浸潤するメカニズム、さらには、活性化の制御機構等について、わかっていないことが多い。そこで、本研究により詳細な機序を明らかにし、結果を新規治療開発に応用することができれば、将来、抗腫瘍効果をもつ免疫細胞の腫瘍への集積性改善や治療効果の向上につながることが期待され、その社会的意義は大きいと予想される。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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