研究課題/領域番号 |
19K21337
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補助金の研究課題番号 |
18H06241 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0905:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
末澤 孝徳 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 (60828276)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 心臓移植 / マージナルドナー / 心停止ドナー / マージナールドナー / ポータブル心臓還流装置 |
研究開始時の研究の概要 |
心臓移植は、重症心不全に対する最終的な治療として世界的にその重要性が唱えられており、近年、移植医療のさらなる発展が見られている。一方、現在、日本での最大の問題点はドナー不足であり、移植待機中に亡くなられる患者が少なくない。そこで、本研究ではドナー候補でありながら、心機能の点から心移植を断念する例(主として心停止ドナー)を想定した動物モデルに対して、体外循環を用いた調節再灌流を行うことにより心蘇生を行い、 移植に適するまでに心機能が回復することを実験的に証明することを目的に研究を進めていく。
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研究成果の概要 |
今回の検討ではブタを用いて心停止ドナーモデルを作成しポータブル心臓灌流装置内で、灌流保存及び心機能評価を行なった。結果として、ポータブル心臓灌流装置を用いて心臓を灌流することは可能であり、特に生体外での評価が難しいとされる右室機能の測定も行い、移植前評価が可能であることが示唆された。心機能はベースラインに比べ、約75%と低下が認められたことから、灌流方法の改善が必要と考えられた。しかしながら本研究で得られた成果は、ポータブル心臓灌流装置によって、心停止ドナーからの心移植の際の心臓灌流や心機能測定を可能にすることで、ドナー不足の問題を解決し、今後の移植医療の発展に大きく貢献するものと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症心不全に対する最終的な治療として世界的にその重要性が唱えられており、近年、移植医療のさらなる発展が見られている。一方、現在、日本での最大の問題点はドナー不足であり、移植待機中に亡くなられる患者や海外渡航による移植が後を断たない。心移植のドナープールを増やすために、現在、心停止後ドナー心の活用が世界中で模索されているが臨床応用はまだ散発しているのみであり、その問題としてマージナルドナーである心停止ドナーの心臓が移植に耐えうるか判断が困難であることがあげられる。移植前に体外で心機能を評価することにより、心停止後ドナー心の移植用グラフトとしての有効性を証明することができる。
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