研究課題/領域番号 |
19K21368
|
補助金の研究課題番号 |
18H06278 (2018)
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中島 健吾 広島大学, 病院(歯), 歯科診療医 (60823200)
|
研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | SHED / 骨再生 / 骨分化 / 幹細胞 / 単離成功率 / 乳歯歯髄間葉系幹細胞 / DPSCs / 口蓋裂 / 歯髄幹細胞 / 顎裂部骨移植 |
研究開始時の研究の概要 |
in vitro系の実験では、患者の乳歯および永久歯歯髄組織より、SHEDおよびhDPSCsを単離し、その細胞成分中のCD34-CD44+CD73+細胞の含有率を解析する。また、セルソーティングを行ったCD34-CD44+CD73+細胞の増殖能および骨分化能について、セルソーティングを行っていないヘテロな細胞集団(対照群)と比較検討を行う。in vivo系の実験では、CD34-CD44+CD73+細胞およびヘテロな細胞集団を、免疫不全マウスの頭頂骨骨欠損部に移植し、骨再生について三次元的解析および組織学的検討を用いて比較・検証する。
|
研究実績の概要 |
乳歯由来間葉系幹細胞(SHED: stem cells from human exfoliated deciduous teeth)を用いた顎裂部骨再生治療を確立するため、in vitroの実験を行いSHEDの性質について検討を行った。骨分化誘導培地にてSHEDを骨分化誘導し、その骨分化能を骨髄由来間葉系幹細胞(hBMMSCs: human bone marrow mesenchymal stem cells)や永久歯歯髄由来間葉系幹細胞(hDPSCs: human dental pulp stem cells)と比較を行った。さらに、SHEDの増殖能についてhBMMSCsおよびhDPSCsと比較検討した。また、SHEDの単離成功率について統計学的検討を行った。乳歯抜去時の患者の年齢や性別、乳歯歯根の状態と単離成功率の関連性について比較を行った。 SHED由来の培養上清を用いた骨再生についても検討を行った。SHED培養上清を含有したアテロコラーゲンを免疫不全マウス頭蓋骨骨欠損部に移植し、その骨再生能をSHEDと比較検討した。 以上の結果を以下の学術雑誌に投稿し、掲載および掲載が決定された。 1. Success rates in isolating mesenchymal stem cells from permanent and deciduous teeth. Scientific Reports. 14;9(1):16764. 2019 2. Stem cell-derived conditioned media from human exfoliated deciduous teeth promotes bone regeneration. Oral Diseases. in press. 2019
|