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歯周病原細菌による腎臓への網羅的エピジェネティクス解析-基礎疾患の予防に向けて-

研究課題

研究課題/領域番号 19K21371
補助金の研究課題番号 18H06282 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関北海道医療大学

研究代表者

原田 文也  北海道医療大学, 歯学部, 助教 (30824205)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード歯周病原菌由来LPS / 慢性腎不全 / P. gingivalis / Periodontitis / Chronic Kidney Disease / LPS / periodontitis / chronic kidney disease / lipopolysaccharide / Porphylomonas gingivalis / epigenetics
研究開始時の研究の概要

本研究は、歯周病とCKDの相互関連を解明するためPG-LPSによる腎臓組織の遺伝子発現変化に関与したエピジェネティック修飾について解析を行う。これまでPG-LPSによる腎臓の遺伝子発現変化を観察した報告は僅かであり(Harada et al., 2018)、この時のエピジェネティクス変化を観察した報告はみられない。このことから、本研究は極めて独創的であり、CDKの発症に歯周病原菌が関与していることを示す強く示唆するデータを示すものとなる。またエピジェネティック修飾は可逆性であるために、治療のターゲットとしての新たなデータを提供するものである。

研究成果の概要

本研究は歯周病と慢性腎不全(CKD)の相互関連を解明するため歯周病原菌由来LPS(PG-LPS)による腎臓組織の遺伝子発現変化について解析を行った。LPSを投与通常マウスおよびSAMPではそれぞれのコントロール群に比べて腎炎を疑わせる所見が有意に高かった。また、LPS投与群では通常マウスに比べ、SAMPでさらなる腎炎を疑わせたが有意差は見られなかった。LPS受容体発現解析から、LPSは糸球体のみならず、尿細管にも作用し、 腎臓の炎症を促進していることが示唆された。また炎症に関する遺伝子はLPS群で有意に上昇していた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでPG-LPSによる腎臓の遺伝子発現変化を観察した報告は僅かであり、本研究成果はCDKの発症に歯周病原菌が関与していることを示唆するデータとなる。現在CKD罹患者数は増加の一途をたどっている。本研究成果を基に口腔衛生指導をより強化することでCKD予防に寄与することが示唆された。これまでのCKDに対する治療法に新たな手段を加える研究として、意義ある内容である。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Porphyromonas gingivalis 由来LPSが老化促進マウスの腎臓に与える影響2020

    • 著者名/発表者名
      原田 文也,植原 治,志茂 剛,安彦善裕,永易裕樹
    • 学会等名
      第74回日本口腔科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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