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メリンジョ由来レスベラトロールを用いた歯周組織治癒のメカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K21376
補助金の研究課題番号 18H06287 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

池田 恵莉  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 特任助教 (40822565)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードレスベラトロール / 歯周炎 / 抗酸化作用 / Nrf2 / 抗酸化 / 抗炎症 / 歯周病 / 抗酸化物質 / 酸化ストレス / メリンジョ由来レスベラトロール二量体 / 炎症 / siRNA / 炎症性疾患
研究開始時の研究の概要

レスベラトロールは高い抗酸化/抗炎症作用が認められ、動物モデルで歯周炎の治癒を促進すると報告されている。一方で、酸化ストレスや炎症の防御に中心的な役割を果たす転写因子 Nuclear Factor Erythroid 2-Related Factor 2(Nrf2)は、歯周炎患者において有意に減少し ていることが明らかになっている。レスベラトロールには Nrf2 を活性化する働きがあることから、レスベラトロールの歯周炎に対しての効果に Nrf2 が関連するのではないかと考えた。本研究では Nrf2 の抗酸化経路の制御・抗炎症遺伝子群の活性化に対するレスベラトロール二量体の作用機序を解明する。

研究成果の概要

歯周炎誘発モデルマウスに対するレスベラトロール単量体とレスベラトロール 二量体の歯周炎治癒効果の比較を行い、レスベラトロール 単量体も二量体も骨吸収抑制効果を有しているが、 レスベラトロール二量体が有意に高い作用を有することを明らかにした。さらに、レスベラトロール二量体投与群では炎症性サイトカイン IL-1ベータの発現が減少していた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗酸化物質レスベラトロールを利用した疾患の予防・治療を目的とした動物実験は数多く行われているが、そのほとんどはレスベラトロール単量体を使用したものである。本研究ではレスベラトロール二量体のより高い効果を報告することで、レスベラトロールを利用した疾患治療戦略に、新しい知見をもたらした。歯周炎の内科的な治療法開発の一歩として社会的意義があると思われる。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Overexpression of PD‐L1 in gingival basal keratinocytes reduces periodontal inflammation in a ligature‐induced periodontitis model2021

    • 著者名/発表者名
      Wongtim Keeratika、Ikeda Eri、Ohno Tatsukuni、Nagai Shigenori、Okuhara Shigeru、Kure Keitetsu、Azuma Miyuki
    • 雑誌名

      Journal of Periodontology

      巻: 93 号: 1 ページ: 146-155

    • DOI

      10.1002/jper.21-0017

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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