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整容と口腔ケアによるフレイル予防方法論の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K21391
補助金の研究課題番号 18H06303 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

西本 美紗  東京大学, 高齢社会総合研究機構, 特任研究員 (60825537)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードフレイル / オーラルフレイル / 口腔保健 / 整容 / 美容 / 高齢者 / 口腔保健行動 / 口腔ケア
研究開始時の研究の概要

健康寿命の延伸には、身体・社会・精神心理を包含する多面的なフレイルのより早期からの予防が鍵である。近年、口腔機能の低下が要介護や死亡に繋がることが報告され、口腔を含む多面的なフレイルの対策が求められるが、健康施策への健康無関心層の受容は低く課題となっている。そこで今回、美容向上を目的とした整容行動と口腔ケアの併用が、無理なく継続可能なフレイル対策として有効だと考えた。本研究の目的は、①日常的な整容行動や口腔ケアと多面的なフレイルの関係を観察研究から同定し、②その結果と産学連携による多角的視点、及び質的調査から整容行動に口腔ケアを付加した美容向上・フレイル予防プログラムを構築することである。

研究成果の概要

本研究では、整容と口腔保健を複合した新たなフレイル予防プログラムを確立するために、地域在住高齢者における日常的な整容と多面的なフレイルの横断的関連を検討し、フレイル予防プログラム案の受容性探索調査を実施した。
観察研究の結果、整容意識が低い高齢者ではフレイルやオーラルフレイルの有症率が高いことが明らかとなり、高齢期でも整容に対する意識の維持・向上が重要であることが示唆された。この結果を基に、従来オーラルフレイル予防に推奨される口腔機能訓練や口腔衛生に整容の要素を包含したフレイル予防プログラム案を開発し、定性調査により課題・問題点やその背景要因を抽出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

健康寿命の延伸にはフレイルのより早期からの予防が鍵である。しかしながら、従来の健康施策は健康意識の高い層しか参加しない等の課題が多い。本研究で検討した整容と口腔保健によるフレイル予防プログラムは日常生活の延長で無理なく行えることより、健康無関心層に向けた新たなアプローチとして有用である。また、先行研究において化粧ケアによるフレイル予防効果が報告されているが、身だしなみや姿勢、表情等を含む多様な整容とフレイルの関連は未検討であることより、学術的意義は大きいと考えられる。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 地域在住高齢者の整容とフレイルの関連:柏スタディ2019

    • 著者名/発表者名
      西本美紗、田中友規、高橋競、藤崎万裕、吉澤裕世、Suthutvoravut Unyaporn、飯島勝矢
    • 学会等名
      第6回日本サルコペニア・フレイル学会大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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