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顎関節部の器質的変化を起点とする“筋-腱-骨複合体”の病態解明へ向けた基盤研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K21402
補助金の研究課題番号 18H06316 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関東京歯科大学

研究代表者

廣内 英智  東京歯科大学, 歯学部, 助教 (00822537)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード筋-腱-骨複合体 / TMJ Osteoarthritisモデルマウス / TMJ Osteoarthitisモデルマウス / 筋付着部 / 顎関節 / 変形性顎関節症 / 外側翼突筋 / 関節円板
研究開始時の研究の概要

咀嚼・嚥下機能を司る顎関節は機能的な問題だけでなく器質的な問題から障害を起こすことがあり、歯科臨床的な問題となっている。申請者は、ほぼ全ての解剖献体の下顎頭に器質的な変化があることを見いだしたことから、顎関節症の新たな発症メカニズムを立案するに至った。本申請課題では、下顎頭に器質的変化が生じるモデルマウスを作出し、筋の骨への付着部を『筋-腱-骨複合体』として1つの機能的単位として捉え、下顎頭の病的な器質的変化が外側翼突筋やその腱へどのような影響を与えるのかを明らかにする。本研究により骨の器質的変化が周囲軟組織に与える影響を解明することで、新たな顎関節症治療創出のための基盤構築を目指す。

研究成果の概要

マウスの関節円板を人為的に切除することにより下顎頭は肥大し、それに伴い下顎頭に近接する側頭筋の形態が変化した。この現象(骨形態が筋形態へ及ぼす影響)の真意を確かめるために、頭蓋形態の異なる3種のマウスの筋形態を解析した。その結果、筋形態も種により異なることが明らかになった。本研究により、骨形態が変化すると筋形態もそれに合わせて変化することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々は本研究を通じて、骨形態が近接する筋の形態を変化させることを明らかにした。したがって、顎関節症にしばしばみられる筋痛は、骨の筋に及ぼす器質的変化が原因であることが示唆された。本研究は顎関節症の新規治療法の創出につながると考えている。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] マウス顎関節部 “筋-腱-骨”複合体における形態形成プロセスと損傷後の変化2019

    • 著者名/発表者名
      廣内英智
    • 学会等名
      第307回東京歯科学会(例会)
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] 歯科学報 Vol. 119, No. 32019

    • 著者名/発表者名
      井出吉信
    • 総ページ数
      258
    • 出版者
      東京歯科大学学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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