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時間軸を考慮した顎顔面形成におけるmicroRNAの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K21408
補助金の研究課題番号 18H06324 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関新潟大学

研究代表者

永井 孝宏  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (70827675)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードmicroRNA / 顎顔面形成 / Dicer
研究開始時の研究の概要

顎顔面ほど複雑な構造と機能を有する部位は他にない。そのため、発生期における形成過程も複雑を極める。しかし、先天奇形の3分の1には顎顔面に異常が認められることから、その顎顔面の発生メカニズムは内外の変化によって簡単に破綻するほど脆弱であることも意味する。そのような極めて厳格な制御が求められる形成過程を、セントラドグマ(DNA→RNA→タンパク質)というシンプルな機構のみで、制御しているとは考えにくい。そこで本研究では、組織特異的欠損Cre-LoxPシステムにERTを導入することにより、microRNAを好きな時期に欠損させることで、顎顔面発生メカニズムにおけるmicroRNAの機能の把握を目指す。

研究成果の概要

本研究では、組織特異的欠損Cre-LoxPシステムにERを導入することにより、microRNAを好きな時期に欠損させることで、顎顔面発生メカニズムにおけるmicroRNAの機能の把握を目指す。そのために、ERの導入されたDicer;Gli1ERTCreを作成した。しかし、胎児への十分な量のタモキシフェンが到達しなかった。そこで、胎児をroll bottle法による器官培養を行う中で、培養液へタモキシフェンを投与する方法を試みた。Dicer;Gli1ERTCre マウスの頭部のroll bottle法による器官培養に、4-OH-タモキシフェンを添加し、正中と舌の形成異常を確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

顔面形成は、胎生10.5から数日であればroll bottle法により器官培養で、形態的にある程度は正常な発生を誘導することが可能である。Dicer; Gli1ERTCreマウスの頭部をroll bottle法により器官培養し、その培養液に4-OH-タモキシフェンを添加させたところ、下顎の正中の形成不全が確認できた。Dicer; Gli1ERTCreマウスでは、舌の形成も抑制されていた。roll bottle法により器官培養に、タモキシフェン を応用することで、顎顔面発生の各時期におけるmicroRNAの機能の把握が可能であることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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