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iPS由来間葉系幹細胞を用いた口唇口蓋裂治療の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K21418
補助金の研究課題番号 18H06334 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

中山 雄司  大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (40823604)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードiPS / iPS細胞 / mesenchymal stem cells / human gingival iPS cells / osteoblast-like cells
研究開始時の研究の概要

iPS細胞からiPSMSLCの樹立は、シャーレのコーティングに利用する細胞外マトリックスを従来のビトロネクチンからマトリゲルに変更することでフィーダーフリー化に成功した。細胞播種密度、培養液組成、細胞外マトリックス等をアレンジすることでiPS細胞からiPSMSLCの作製効率が高くなる。現在、理化学研究所等で提供されるプラスミドベクターを用いて樹立された歯髄や皮膚由来のインテグレーションフリーのiPS細胞株からもiPSMSLCの作製が可能である。iPS細胞の特徴である無限に細胞が増殖する利点を受け継ぎ、安全で全く新しい再生医療用のインテグレーションフリーの幹細胞を用いて骨増生を行う。

研究成果の概要

iPS細胞の培養、維持にはフィーダーレス・シングルセル継代を用い、Cellartis DEF-CSTM500を使用し、無血清・ゼノフリー環境で行った。フィーダーレス・シングルセル継代で培養が可能なことを明らかにした。
未分化能の確認にはFACS、免疫染色、qPCRによる未分化マーカーの発現解析を用いた。qPCRで未分化マーカーとしてOct4, Nanog, Sox2, Klf4の遺伝子発現が上昇した。TRA-1-60はFACS解析を用いた解析で陽性反応を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、歯科再生医療で行われている細胞治療は骨髄間葉系幹細胞を採取し、骨芽細胞へと分化させ移植するという試みである。申請者が作製したiPS細胞由来のiPS由来間葉系幹細胞は、細胞増殖能に限界を持つ骨髄間葉系幹細胞などと異なり、iPS細胞の特徴である無限に細胞が増殖する利点を受け継ぎ、分化させなくとも癌化しないという間葉系前駆細胞の特徴を有する。申請者は、フィーダーレス・シングルセルでiPS細胞の維持継代を行った。これら細胞のiPS由来間葉系幹細胞のストックを作製することで、iPS由来間葉系幹細胞を用いた顎顔面の再生医療の臨床応用に有用であるに違いない。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] iPS細胞由来間葉系幹細胞を使用した骨再生の基礎的研究2018

    • 著者名/発表者名
      中山 雄司 , 橋本 典也 , 松本 尚之
    • 学会等名
      日本矯正歯科学会学術大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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