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難治性舌癖に対する視覚的フィードバックを用いた訓練法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K21420
補助金の研究課題番号 18H06336 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

柏村 晴子  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (20425268)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードEPG / 舌突出癖 / 口腔機能発達不全症
研究開始時の研究の概要

“前歯の裏側に舌を常に押し付けているような状態”を“舌癖”といいます。この症状がみられると歯並びや発音に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。しかし目で見えない舌を正しい位置に軌道修正することは難しく舌癖の改善には時間を要します。
そこで本研究では舌の位置を視覚的にとらえることができる装置(EPG)を用い、舌癖に対する正しい舌位の誘導法を確立するなる目的で行います。

研究成果の概要

近年、舌突出癖などの「口腔機能発達不全症」により、不正咬合を有する患児に遭遇する機会が増えてきている。しかしながら、舌の機能評価法については、未だ明確な基準が定まっていないのが現状である。そこで我々は言語療法で治療の際に用いられているElectropalatography(EPG)に着目した。このシステムは、電極を配置した口蓋プレートを利用して口蓋に接触する舌の位置を外部に表出できる舌位評価装置である。これを利用し、検討した結果、EPGシステムは、舌の機能異常を客観的に評価できる診断ツールとして期待できるため、今後は歯科医療にも積極的に取り入れ活用してきたいと考えている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

EPGシステムは構音だけでなく嚥下時の舌の動きの異常をとらえることができ、口腔機能発達不全の診断と治療に効果的であることが確認できた。また、歯科医師による構音異常の判定に有用であることもわかり、歯科医療と言語療法の多職種間連携による取り組みが可能となることが示唆された。
EPGシステムによる舌機能の診断と訓練法を確立できれば、小児歯科臨床における口腔機能発達不全症の診断と治療において、新しくなおかつ重要なエビデンスを提供できると考えている。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 口腔機能発達不全症診断に対する効果的なEPG測定法の検討2019

    • 著者名/発表者名
      柏村晴子
    • 学会等名
      第46回福岡歯科大学学会総会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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