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自閉スペクトラム症のある夫と結婚した妻に対する地域住民のパブリックイメージ

研究課題

研究課題/領域番号 19K21422
補助金の研究課題番号 18H06339 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関筑波大学

研究代表者

出口 奈緒子  筑波大学, 医学医療系, 助教 (20824204)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード自閉スペクトラム症 / 結婚 / 配偶者 / パブリックイメージ / 地域住民 / 妻
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、自閉スペクトラム症(以下ASD)のある夫と結婚した妻への地域住民のパブリックイメージと社会的態度について量的に実証し、ASDのある人と周囲で親密な関係性を築く人々が共生しやすい地域生活を実現するための示唆を得ることである。
国内に居住する20歳~69歳の男女1000名を対象とし、ASDのある夫と結婚した妻へのパブリックイメージと社会的態度を解明することを通じて、共生しやすい地域生活の障壁となる課題を提起する。

研究成果の概要

本研究の目的は、自閉スペクトラム症(以下ASD)のある人の配偶者に対する地域住民のパブリックイメージの実態と社会的距離の関連要因を明らかにすることである。まずASDのある人の配偶者を対象に半構造化面接を行い、セルフスティグマの構成概念を探求した。次に、質問紙調査により地域住民を対象にASDのある人の配偶者に対するパブリックイメージの実態と社会的距離の調査を行い1320人から回答を得た。ASDのある人の配偶者に対してパブリックスティグマがあること、パブリックスティグマと社会的距離は関連があること、ASDのある人の配偶者への理解が深まっていない実態が明らかになり、理解を深める必要性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的意義として、パブリックイメージの実態を明らかにした点がある。ASD のある人の配偶者は、これまで精神的・身体的・社会的困難を抱えながらも看過され、その実態が明らかにされてこなかった。本研究では、当事者である配偶者がセルフスティグマを内在化させ困難を抱えていたことから、ASD のある人の配偶者に対する地域住民のパブリックイメージの実態を明らかにし、共生しやすい地域生活の障壁となる課題を提起した。
社会的意義として、これまでの研究では当事者や夫婦の関係性に焦点が当てられていたが、本研究で明らかになった結果により社会全体がASDのある人の配偶者への理解を深める必要性が示唆された点がある。

報告書

(1件)
  • 2019 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2025-03-27  

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