研究課題/領域番号 |
19K21425
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補助金の研究課題番号 |
18H06342 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
高村 理絵子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (00824202)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 医療的ケアが必要な子ども / 親 / 災害の備え / 関連要因 / 災害への備え / 災害 / 備え / 医療的ケア / 子ども |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、医療的ケアが必要な子どもの親における災害への備えとその関連要因を明らかにするこ戸を目的としている。平成30年度に実施したインタビューから得た結果を基に作成した質問紙による調査を本年度は実施し、「なぜ備えを実施したのか、もしくはしていないのか」備えの背景要因や心理・社会的要因を含めた多角的な分析を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では、年々増加している医療的ケアが必要な子どもの親が行っている災害への備えの現状と災害への備えの認識、それに関連する要因を検討した。災害への備えを行っている医療的ケアが必要な子どもの親は半数以下であった。親の持つ災害への備えの認識では、『今までどうにかしてきたので災害時もどうにかなる』、『備えなくても自分の子どもは優先してもらえる』など多くの親が災害への備えの認識がなかった。一方で、災害への備えを実施している親のみ『自分が守らないと災害時助からないかもしれない』など災害への備えの認識を持っていた。その認識には[きょうだい][長い療養期間][人工呼吸器][寝たきり]が影響していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、医療的ケアが必要な子どもと家族が災害時における包括的支援プログラム開発の第一段階として、災害への備えの実態と認識、それに関連する要因を明らかにすることであった。本研究結果を基に災害に備えるための現実的で効率的な支援方法を検討し、医療的ケアが必要な子どもとその家族の災害への備えにつながるよう研究を進める必要がある。
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