研究課題/領域番号 |
19K21435
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補助金の研究課題番号 |
18H06352 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 長浜バイオ大学 |
研究代表者 |
谷口 健太郎 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 助手 (10828403)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 心拍変動 / 疲労感 / 睡眠時無呼吸症候群 / 身体活動 / 疲労 / Chromogranin A / 自律神経 / 協働連関 / 時系列解析 |
研究開始時の研究の概要 |
自律神経活動と身体加速度間の協調性について、両時系列間の時差に着目している。日常自由行動化かつ非侵襲的方法で取得可能な独自の指標を用い協調性について具体的に数値化するとともに、阻害要因の探索を行っている。中でも、疲労・睡眠障害・うつ傾向等に重点を置き、指標との対比を行うだけでなく、生理指標との比較を行い、指標の確立に努める。また、シフトワーカ等自律神経の乱れやすい傾向にある健常者について、特に重点を置く。
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研究成果の概要 |
日常自由行動下において自律神経活動―身体加速度について独自の%Lag0指標を用いることによる協働連関の障害について、睡眠リズムが変動しやすい被験者を対象に探索を行った。 就寝前の%Lag0指標が夜間睡眠時SpO2の低下が基準値以上では、%Lag0が低下することで起床後の副交感神経が有意に上昇することを発見した。睡眠前の協働連関の不調及び睡眠時無呼吸症候群に関連する症状がある場合、起床後の副交感神経が下がらず、日中の倦怠感につながることが示唆された。また同時に 心理的指標のうち特に疲労感に関する項目について睡眠時のSpO2及び%Lag0との間に傾向がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
独自指標である自律神経活動―身体加速度の%Lag0指標を睡眠に関連することができたため、より臨床現場での活躍に近づけた可能性を考える。 朝方の副交感神経活動が夜間睡眠にとどまらず、前夜の行動に影響を受ける結果が示唆されたため、朝方の疲労感や倦怠感の原因を考える上での一端を担える可能性がある。
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