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生活習慣病との関連性が指摘されているセレン摂取量の推定

研究課題

研究課題/領域番号 19K21442
補助金の研究課題番号 18H06359 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所

研究代表者

村野 晃一  地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 衛生化学部, 研究員 (50827277)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードセレン / ICP-MS / トータルダイエット / HPLC-ICP-MS
研究開始時の研究の概要

必須微量元素であるセレンは、推奨量以上の摂取と糖尿病発症オッズ比との間に正の相関性があることが報告されている。しかし、食生活が変遷してきている最近の日本人の正確なセレン摂取量に関する報告は少ない。そこで、食品に対して調理・加工を施し、摂取する形態を反映したトータルダイエット法による食事サンプリングおよび高周波誘導結合プラズマ‐質量分析計(ICP-MS)を用い、我が国における現在のセレン摂取量を明らかにすることを目的とする。本研究は、セレン摂取量と様々な疾患との関連性を検討するための基礎的データになることが期待される。

研究成果の概要

我が国におけるセレン摂取量を推定するために、トータルダイエット法を用いて調製した試料についてICP-MSにてセレン量を測定した。調製された複数年度の試料を分析した結果から、セレン摂取量は106~148 μg/dayと推定され、従来から考察されていた摂取量(約100 μg/day)との間に大きな乖離はないと推察された。
また、HPLC-ICP-MSを用いて食品中セレン化合物の分析を試みたところ、セレノ-L-メチオニンが確認され、それに加えてタンパク質を構成しているセレノ-L-システインを含んだ消化ペプチドが検出されている可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

欧州や米国において、セレン摂取量と生活習慣病との関連性に関する疫学研究や臨床研究が行われている一方で、国内ではそのような研究報告が少ない。本研究は近年における国内のセレン摂取量を推定し、数値として示すことで、各種生活習慣病との関連性を検討するための足掛かりとなる有用な知見となることが考えられる。
また本研究のセレン摂取量の推定結果から、ほとんどの日本人は推奨量以上のセレンを摂取していることが推察され、サプリメント等によるセレンの過剰摂取に注意を促すエビデンスとなることが考えられる。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 大阪府における食品中セレンの一日摂取量調査2020

    • 著者名/発表者名
      村野晃一、工藤鮎子、油谷藍子、村上太郎、高取聡
    • 学会等名
      日本食品衛生学会第116回学術講演会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] トータルダイエット試料を用いた大阪府におけるセレン摂取量の推定2019

    • 著者名/発表者名
      〇村野 晃一、油谷 藍子、岸 映里、村上 太郎、工藤 鮎子、山口 之彦、角谷 直哉、山野 哲夫
    • 学会等名
      フォーラム2019 衛生薬学・環境トキシコロジー
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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