研究課題/領域番号 |
19K21445
|
補助金の研究課題番号 |
18H06364 (2018)
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
早川 輝 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (90758575)
|
研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | PMCT / 死後画像検査 / 死後冠動脈造影検査 / 法医学 / 心臓性突然死 / 死後造影CT検査 / 冠動脈造影検査 / PMCTA / 死後造影CT / 冠動脈造影 / 心臓 |
研究開始時の研究の概要 |
死後冠動脈造影検査は冠動脈疾患の診断に有用とされているが、症例を蓄積する中で、冠動脈以外の所見も捉えられる可能性が生じてきた。本申請研究の目的は、死後冠動脈造影検査を実施した症例において、画像所見と病理組織学的所見を集積し、それぞれの所見の対比を十分に検討することで、死後冠動脈造影検査の有効性や更なる死後冠動脈造影検査の適応疾患の拡大について検討し、さらに死後冠動脈造影法の改良を考案した上で、死後冠動脈造影検査の新たな利用法を考案することである。死後冠動脈造影検査を、冠動脈疾患以外の疾患の診断に応用させることは、死後冠動脈造影検査をより有意義な検査にし、突然死の診断および病態解明に重要である。
|
研究成果の概要 |
死後冠動脈造影検査を実施した症例で、病理組織学的検索のみでは困難な部位の血栓塞栓を発見することが可能であった事例や、冠動脈解離の所見を発見することが可能であった事例を経験した。 また、高度腐敗によって肉眼による解剖所見の評価が困難である症例において、死後冠動脈造影検査を実施することで、冠動脈の狭窄所見を容易に描出することが可能であり、死因究明に有用な検査であることが実証できた。 さらに、以前は冠動脈の石灰化と内腔に満たされた造影剤とを画像上識別困難であることがあったが、造影剤の構成成分の比率を調整することによって、それらを明瞭に区別することが可能となり、より一層の診断精度向上につながった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
冠動脈疾患の診断に有用とされている死後冠動脈造影検査を冠動脈疾患以外の疾患の診断に応用させることは、死後冠動脈造影検査をより有意義な検査にするとともに、突然死の診断および病態解明に重要であると考えられた。
|