研究課題/領域番号 |
19K21447
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補助金の研究課題番号 |
18H06366 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
戸部 浩美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (60823143)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マインドフルネス / マインドフルペアレンティング / 子育て / 育児ストレス / レジリエンス / ペアレンティング / 尺度開発 / ランダム化比較試験 / 親 / 子ども / ストレス / 介入研究 |
研究開始時の研究の概要 |
親がストレス感情を暴言や体罰などでぶつけるなどの不適切な養育を避けられるよう、 感情調整に有効であるマインドフルネスを育児に取り入れたマインドフルペアレンティングプログラムを翻訳し、日本人向けに応用して介入する。その効果については、その際、育児におけるマインドフルネスを測定する、国際的な尺度の日本語版を開発し、それを用いてランダム化比較試験で検証する
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研究成果の概要 |
子育てにあたり、子どもだけでなく、親が自分自身の気持ちや考え、身体の状態や感覚に目を向け、子どもや自分自身の必要に敏感であるように助けるマインドフルペアレンティング尺度日本語版の開発を行い、その信頼性・妥当性を検証した。尺度開発者の確認を取るまでに時間がかかったこと、またコロナにより、プログラム参加が難しくなったことから、当初の予定からは遅れているが、尺度日本語版の開発のための調査と分析を終えた。プログラムについては、オンライン、また自分自身で学び、取り組むことのできるセルフヘルプの内容を原著者と検討し、翻訳を得て、現在パイロットプログラムを実施中であり、その後、介入研究を進める予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マインドフルネスは世界的に研究が急激に増加しており、様々な症状や疾患を持つ対象に提供され、心身への影響について多くのエビデンスが構築されている。マインドフルネスを育児に取り入れたプログラムについては、まだエビデンスが限られており、日本では、いまだ開発・実施されていない。 コロナ禍にあって、大人も子どももストレスを感じ、家庭内暴力も増加していると言われていることから、親子双方の心身の健康を守るために、マインドフルネスによってストレスを低減し、親子関係を改善するプログラムの意義は高い。
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