研究課題/領域番号 |
19K21450
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補助金の研究課題番号 |
18H06369 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 福井大学 (2020-2022) 滋賀医科大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
岡本 智子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (00825713)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 糖尿病 / サルコペニア / 転倒 / 筋力 / 体組成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、糖尿病患者を対象に、アンケート用紙の記入、身体計測(筋力、骨格筋量、歩行速度等)、認知機能テスト等を実施する。そして、糖尿病患者の5年間の筋力(握力・膝伸展筋力)の推移より糖尿病の重症度と筋力・筋肉量の低下に加えて身体機能が低下した状態であるサルコペニアの進展状況との関連を年齢階級別に分析すること、サルコペニア発症と転倒経歴との関連を明らかにする。
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研究成果の概要 |
サルコペニアは、骨格筋量の減少と筋力もしくは身体機能の低下により定義され、転倒・骨折による要介護の要因であり、インスリン抵抗性や糖代謝異常を伴っている糖尿病患者は若年層でもサルコペニアが進展している可能性がある。本研究では、大学病院に外来通院中の糖尿病患者のサルコペニアと転倒との関連について検討を行った。大学病院に外来通院中の糖尿病患者において、サルコペニアを有する者はサルコペニアを有しない者と比べて、過去1年間の転倒歴ありに該当した者の割合は高く、転倒に注意が必要な対象であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニアは、転倒・骨折による要介護の要因であり予防が重要視されており、糖尿病患者においてもサルコペニア予防及び転倒予防が重要視されている。本研究では大学病院に外来通院中の糖尿病患者のサルコペニアを有する者は転倒する割合が高いことが明らかとなった。本研究成果は、糖尿病患者においてサルコペニア予防ならびに転倒予防への研究を進める上での一助となる可能性が考えられる。
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