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日本の看護の魅力再考ーオーストラリアに国際移動する看護師の決断要因

研究課題

研究課題/領域番号 19K21463
補助金の研究課題番号 18H06382 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関京都先端科学大学

研究代表者

那須 潤子  京都先端科学大学, 健康医療学部, 講師 (70554898)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード日本人看護師 / 国際移動 / オーストラリア / 意思決定
研究開始時の研究の概要

少子高齢化が進む先進国では国際移動を行う看護師が増加しているが、日本人看護師の国際移動はほとんど明らかにされていないのが現状である。オーストラリアは現在も積極的に外国人看護師を受け入れる先進国であり、国際移動する日本人看護師の数が増大している。本研究では日本人看護師がオーストラリアに国際移動する意思決定要因を明らかにすることで、日本の看護の魅力を問い、未来の看護人材確保に貢献する。

研究成果の概要

過去20年間にオーストラリアに永住または労働ビザで入国した日本人は300名を超え、日本人看護師も多数存在すると考えられるが、詳細は明らかではない。本研究では、国際移動の意思決定要因を明らかにすることを目的に、オーストラリアに入国した日本人看護師を対象としたウェブ調査を実施した。
結果、日本での看護師免許と勤務経験がある50名から回答を得た。オーストラリアでの看護師免許取得を目指したのは45名であった。看護師は、日本での人間関係、勤務体制などに疑問を持ち、より良い環境を求めて移動したことが明らかとなった。日本の看護の魅力を高め、未来の人材不足を解消する体制整備を行う上で、多くの課題が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、国際移動を行う日本人看護師を対象とした初めての調査であり、移動の意思決定に関する一般モデル(De Jong, 2000)およびEdgar H. Schein(2006)によるキャリアアンカー(Career Anchors)を用いた、初めての日本人看護師対象の研究であることである。本研究の社会的意義は、日本人看護師が日本に戻って働きたいと思える環境づくりに貢献すること、さらに今後迎え入れる外国人看護師なども含め、グローバル化に対応できる優秀な人材確保のために多様な選択肢の必要性を提案することである。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果発表報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 日本人看護師の国際移動-「日本の看護の魅力再考-オーストラリアに国際移動する看護師の決断要因」の調査から2021

    • 著者名/発表者名
      那須ダグバ潤子、市川徳子、藤井誠、李錦純、岩佐真也
    • 雑誌名

      地域ケアリング

      巻: 23 ページ: 80-83

    • 関連する報告書
      研究成果発表報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 日本の看護の魅力再考-オーストラリアに国際移動する日本人看護師の決断と要因 Reconsidering what we do in Japanese nursing : The reasons for migration of Japanese nurses and their decision making towards working in Australia2020

    • 著者名/発表者名
      那須潤子, 市川徳子
    • 学会等名
      グローバルヘルス合同大会2020大阪
    • 関連する報告書
      研究成果発表報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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