研究課題/領域番号 |
19K21469
|
補助金の研究課題番号 |
18H06390 (2018)
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
稲垣 晃子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (40800652)
|
研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 精神科リハビリテーション / 統合失調症 / 認知機能評価尺度 / 短縮版 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は、統合失調症認知機能簡易評価尺度(The Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia;BACS)日本語版(BACS-J)について、文献検討および日本の患者を対象とした既存データの解析を行って、BACS-J短縮版の検査項目を選定し、専門家へのフォーカス・グループ・インタビューおよび統合失調症患者への面接調査を実施して、その短縮版尺度の有効性の検討を行う研究である。
|
研究成果の概要 |
本研究では、統合失調症認知機能簡易評価尺度(The Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia;BACS)日本語版(BACS-J)の短縮版について文献検討および既存データの二次解析を行い、その結果を踏まえて専門家へのフォーカス・グループ・インタビューと統合失調症患者へのBACS-J面接調査およびインタビューを実施した。短縮版尺度の検討のため、既存データによるBACS-J各下位検査や総合得点との相関および、面接調査によってBACS-J各下位検査ごとの所要時間や当事者の疲労感・達成感について明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統合失調症患者には認知機能障害が認められ、社会的転帰にも影響を与えることが明らかになっている。認知機能リハビリテーションによって認知機能が改善することが示されており、その効果の評価には認知機能検査が求められる。 BACS-J短縮版については先行研究において一貫した結論が得られておらず、より簡便な短縮版作成によって、実施時間の短縮などから被検者・検査者の負担を減らすことにつながり、また、医療機関以外の就労支援施設等においても認知機能検査および認知機能リハビリテーションの導入につながることが期待される。
|