研究課題/領域番号 |
19K21473
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補助金の研究課題番号 |
18H06394 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東京女子医科大学 (2019) 横浜市立大学 (2018) |
研究代表者 |
柏崎 郁子 東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (90826702)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 特別養護老人ホーム / 看護 / Advance care planning / 意思決定 / 質的調査 / Advance Care Planning |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)(以下「特養」)看護職のAdvance Care Planning(以下ACP )プロセスにおける関わりの実態を把握し、ACP における看護職の役割を明確にすることである。ACP の利点と難点、課題について、文献レビューを行い、実際にACP の概念に則った支援を行っている特養での事例検討会に参加し、ACP プロセスにおける看護職の具体的な実践を把握する。これをもとにインタビューガイドを作成し、ACP プロセスを実践している複数施設の看護職を対象としたインタビュー調査を行い、特養看護職によるACP 介入の内容や効果、課題について分析を行う。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、特別養護老人ホーム(以下「特養」とする)看護職のAdvance Care Planning(以下ACP とする)プロセスにおける関わりの実態を把握し、ACP における看護職の役割を明確にすることである。ACP の課題について文献レビューを行ったうえで、特養でのACP プロセスにおける看護職の具体的な実践を調査した。結果、特養でのACPでは、「当事者を含めた話し合いの困難さ」「すでに特養が選ばれているということ」「限定的な医療アクセス環境」の三点が障壁と考えられ、これらに焦点化して看護職による介入を検討する必要性が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今、ACPが注目され、さかんに推奨されている一方で、このなりたちや問題点などを多角的に理解できるような資料は十分とはいえない。さらに、特養でのACPについては、国内では先行研究がほとんどない。そのため、本研究においては、ACP の課題について多角的な文献レビューを行い、ACPへの期待、社会的背景について整理してから、特養でのACPで障壁となる点を明らかにし、特養でのACPにおいて看護職に求められる役割について展望する視点を得た。以上の点において学術的、社会的意義がある。
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