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救急患者の効率的なデータ収集と臨床研究応用のためのシステム開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K21474
補助金の研究課題番号 18H06395 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

松山 匡  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50829025)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード救急医学 / ビッグデータ / 疫学研究 / 救急医療 / 疫学 / データベース
研究開始時の研究の概要

日本における救急搬送患者数は進行する高齢化を背景として年々増加の一途を辿っている。しかしながら、これらの救急患者に対して、その詳細な実態を把握し、内容の評価を含めた臨床研究を効率よく行うシステムの開発は不十分である。
日本において、電子カルテは広く普及しているが、医療の質評価や臨床研究を効率よく行うには不向きな面を認める。例えばテキストデータなどは横断的な検索が困難であることが主因のひとつである。また、電子カルテの適切なコード化は医療安全性を向上させ、より質の高い診療を提供する可能性も示されている。
本研究では電子カルテのコード化とデータの抽出・蓄積を効率よく行うシステムの開発を行う。

研究成果の概要

本研究では救急受診患者に対する診療データの抽出・蓄積を効率よく行うシステムの開発及び臨床研究応用を目的としている。まず電子カルテのフォーマットを決定し、システムを構築した。収集データ内には性別、年齢などの基本データに加えて独居かどうか、付添の有無、旅行者かなどの救急患者に重要な情報も収集した。また、既往歴・内服歴などのテキストデータの抜き出しのためのシステムは外注行った。疾患特有のフォーマットも作成することにより、欠測値の少ない研究に適したデータ収集も可能となった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本における救急搬送患者数は進行する高齢化を背景として年々増加の一途を辿っており、救急診療の質向上は喫緊の課題である。救急外来の医療情報の標準化は現場負担の軽減、医療安全性の向上、患者との対話時間の増加という医療の質向上にも寄与するという欧米の報告があり、本システムを用いてそのエビデンスが本邦にも適応可能であると示すことが可能となる。また汎用性の高いシステムを構築できており、多施設に広げることで、本邦においても大規模データベースの構築が可能となった。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ER受診する多様な患者のデータ収集の効率化とその価値を上げる試み2019

    • 著者名/発表者名
      松山 匡
    • 学会等名
      第47回日本救急医学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 救急医こそ疫学データを提供し地域貢献するべきである2018

    • 著者名/発表者名
      松山 匡
    • 学会等名
      日本救急医学会総会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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