研究課題/領域番号 |
19K21478
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補助金の研究課題番号 |
18H06399 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
中田 亜希子 東邦大学, 医学部, 准教授 (80597857)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 研究倫理教育 / 医学部 / 教育項目 / 卒前教育 / 悉皆調査 / 倫理的感受性 / 尺度開発 / 医学系研究 / 感受性尺度 / 調査 / 現状調査 / コンジョイント分析 / 医学生 / 倫理的感受性尺度 / 妥当性 |
研究開始時の研究の概要 |
2019年度は、前年度に行った日本の医学部に関する3つの調査の分析を行う。具体的には、研究倫理教育の実施の有無、担当者の有無、シラバス上の教育時間、研究倫理教育項目、教育時間、教育手法、評価方法の現状、および、研究倫理教育のニーズやゴールの設定に関する考えについて、分析する。また、研究倫理の専門家の協力を得て、国内の医療従事者や学生を学習者として想定した「研究の場における倫理的感受性尺度」を作成する。作成した尺度の評価として、Web調査会社に登録している医療従事者および医療系学生を対象とした調査を実施し、その信頼性と妥当性を検討する。
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研究成果の概要 |
医療従事者370名を対象とし、医学部の卒前教育で学んできた方がよいと考えらえる研究倫理の教育項目やその修得時期についてWeb調査した。その結果、卒前教育で重視される教育項目の上位を把握することができた。また、日本の医学部の研究倫理教育担当者を対象に、医学部における研究倫理教育の現状を把握するための質問紙調査を行った。その結果、有効回答数は20と少なかったものの、研究倫理教育のゴール、教育項目や教育対象学年や教育手法を把握することができた。研究倫理教育のための人材・教材のニーズや学生のモチベーションの低さなどの課題も把握することができた。 一方、研究の倫理的感受性尺度は完成に至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実際に臨床研究に携わったことのある医療従事者の視点から、医学部の卒前教育で求められる研究倫理教育の内容を把握することができた。教育の時間が限られる医学部において、研究倫理の教育項目を検討する際の資料となる。 また、医学部の研究倫理の授業を担当する教員を対象とした調査からは、医学部の研究倫理教育のゴールがどのように設定されており、どのような教育項目が、どの学年で、どのように行われているのかを把握することができた。これにより、今後医学部での研究倫理教育のプログラムを検討する際の資料となる。
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