研究課題/領域番号 |
19K21489
|
補助金の研究課題番号 |
18H06411 (2018)
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
真野 浩志 東京大学, 医学部附属病院, 病院診療医 (30647748)
|
研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | リハビリテーション / 四肢形成不全 / 四肢欠損 / 認知機能 / 知能 |
研究開始時の研究の概要 |
四肢の先天性欠損を伴う児について,認知機能および知能の調査を行い,その特徴を明らかにする研究です.認知機能および知能と,運動機能との関連についても検討を行います. 本研究は,先天性の四肢障害を含む運動機能障害のある児の,就学・就労などの社会参加に向けた適切な配慮や援助の確立,保育や幼児・学校教育における効果的な対応やリハビリテーション介入の方法の確立に貢献することを目的としています.
|
研究成果の概要 |
本研究では,先天性上肢形成不全児の知能,適応行動はいずれも平均的であることが明らかになった.一般に運動障害のある児は,Wechsler系知能検査において,知能指数が低いとされているが,本研究における先天性上肢形成不全児では当てはまらなかった.理由のひとつとして,義手を含むリハビリテーション治療により上肢運動機能が十分獲得できており,知的発達が促されていた可能性が考えられた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,小児における運動機能障害と知能・認知機能の関係について,一部ではあるが明らかにした.運動機能障害に対し適切な対応により運動機能を補うことにより,知能・認知機能,社会機能を伸ばすことができると考えられる.本研究の成果は,今後,四肢障害児・者に対するよりよい支援を構築する上で,運動面,知能および認知機能,社会面から役立つものと考える.
|