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仮想・複合現実技術を用いた「行動文脈依存的脳機能修飾の特性・機能的意義」の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K21494
補助金の研究課題番号 18H06417 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

小見山 高明  大阪大学, 全学教育推進機構, 招へい研究員 (20827688)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード運動 / 視知覚 / 脳情報処理 / 認知 / 身体出力 / 仮想現実 / 複合現実 / 脳機能 / スポーツパフォーマンス / 知覚 / 認知機能 / 運動制御 / 身体運動
研究開始時の研究の概要

脳の情報処理は行動文脈(今何をしているのか)に応じてリアルタイムに変化し、行動目的の達成を有利にする合目的性があると考えられている。一方で運動は脳機能を変化させるが、合目的性の観点からすると、運動による脳機能の変化はその運動自体を最適化させるための能動的な変化であり、その運動に関わる脳機能ほど顕著に変化すると考えられる。本研究では、スポーツ場面を厳密な実験統制を取れる仮想・複合現実により再現し、スポーツパフォーマンスに関わる知覚・認知・運動制御といった脳機能が、運動種目特異的な変化を起こすかを明らかにすることを目的とした。

研究成果の概要

脳情報処理は行動文脈に応じてリアルタイムに変化し、行動目的の達成を有利にする合目的性がある。身体運動は脳機能を変化させることが明らかであるが、合目的性の観点から考えると、身体運動による脳機能の変化は、身体運動を最適化させるための脳機能の能動的な現象と捉えることができ、身体運動に関わる脳機能ほど運動により最適化されると考えられる。そこで、脳情報処理における認知・身体出力に関わる経路の2つの知覚を評価する課題によって、運動による脳機能修飾効果を検討した。その結果、運動は身体出力に関わる情報処理を特異的に改善することが明らかとなり、運動は身体運動を最適化させる脳機能修飾を行っている可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、運動は身体運動自体を最適化させる脳機能修飾を行っている可能性が示された。つまり、運動自体の特性により脳機能修飾効果もよりその特性を反映する可能性が十分考えられる。このことはトレーニングの原理における特異性を脳機能の側面からも支持しているものであると考えられる.従って、スポーツのような身体運動を伴うパフォーマンスをトレーニングする上で、トレーニングの特異性は身体を動かす骨格筋だけでなく脳を鍛えるといった面からも重要であると思われる。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 運動がもたらす視知覚ダイナミックス2019

    • 著者名/発表者名
      小見山高明,青山千紗,呉屋良真,水守大河,七五三木聡
    • 学会等名
      第74回日本体力医学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] The effects of acute exercise on the formation process of visual perception2019

    • 著者名/発表者名
      Komiyama Takaaki, Aoyama Chisa, Goya Ryoma, Mizumori Taiga, Shimegi Satoshi
    • 学会等名
      The 1st International Sport Neuroscience Conference
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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