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ケトン食は加齢性骨格筋機能低下に対する新規介入方法となりうるか

研究課題

研究課題/領域番号 19K21515
補助金の研究課題番号 18H06444 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関日本体育大学

研究代表者

鴻崎 香里奈  日本体育大学, 体育研究所, 助教 (30739769)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードケトン食 / 骨格筋 / 神経筋接合部 / サルコペニア / サルコぺニア
研究開始時の研究の概要

加齢性筋機能低下症(サルコペニア)では、骨格筋量や筋力低下などが主症状として知られるが、同時に筋の支配神経、および神経筋接合部の萎縮も観察される。本研究では骨格筋および神経変性に対する解決方策として、神経系疾患や代謝異常症へ対する治療法として用いられてきた「ケトン食」による栄養介入が、筋および神経機能低下を抑制するかを検証する。骨格筋培養細胞(C2C12)および実験動物を用いて、骨格筋に対するケトン体の作用機序を検証する。次に実験動物を用いて骨格筋、神経筋接合部、神経軸索に対するケトン食の作用機序を検証する。最後に加齢動物を対象としてケトン食が筋および神経機能低下を抑制するかを検証する。

研究成果の概要

本研究の目的は、低糖質・高脂質食からなるケトン食が、骨格筋や支配神経へ対する作用機序を細胞・分子レベルで明らかにし、筋機能低下症への効果を検討することである。本期間では、生体において適切なケトン食の介入期間を決定するために、若齢C57BL/6Jマウスを用い、通常食群とケトン食群に分類し、6週間飼育した場合と12週間飼育した場合で、介入期間の違いが糖代謝、骨格筋や神経機能にもたらす影響を検証した。ケトン食介入初期では、インスリン感受性が向上する傾向が認められたが、介入後期では認められなかった。また、12週間介入を実施した個体の筋や神経において、機能・構造変化を調節するシグナルに変化はなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ケトン食を用いた疾患へ対する介入研究は古くから行われており、関連研究も多数報告されている。また近年では、ケトン食摂取によって多種多様な作用機序がもたらされることが明らかとされてきた。このように様々な病態や各種組織に対するケトン食の介入が試みられる一方で、骨格筋や神経筋接合部、および骨格筋に繋がる神経へ対する作用機序の解明については、未解明である。したがって骨格筋や支配神経機能低下に対するケトン食の分子メカニズムや、安全なケトン食介入方法を確立することが出来れば、ケトン食が加齢や疾患に伴う神経・筋機能低下症へ対する新たな予防・改善方策になると確信している。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] Short-term, but not long-term, ketogenic diet induces insulin resistance in C57Bl/6J mice2019

    • 著者名/発表者名
      Karina Kouzaki, Yuki Tamura, and Koichi Nakazato
    • 学会等名
      Cell symposia Exercise Metabolism
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Short-term, but not long-term, ketogenic diet induces insulin resistance in C57Bl/6J mice2019

    • 著者名/発表者名
      鴻崎香里奈、田村優樹、中里浩一
    • 学会等名
      Cell symposia Exercise metabolism
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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