研究課題/領域番号 |
19K21534
|
補助金の研究課題番号 |
18H06466 (2018)
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
1001:情報科学、情報工学およびその関連分野
|
研究機関 | 兵庫県立大学 (2019) 神戸大学 (2018) |
研究代表者 |
瀧田 愼 兵庫県立大学, 社会情報科学部, 助教 (50822285)
|
研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 符号化キャッシュ方式 / マルチレートネットワーク / 低遅延 / コンテンツ配信サービス / 不均一なネットワーク / 符号化 / ネットワーク / データ配信方式 / キャッシュ / キャッシュ利用 / 符号化配送 / 配送データ量削減 |
研究開始時の研究の概要 |
大容量の映像データをインターネット経由で提供する動画配信サービスが普及するとともに、ネットワークトラヒックが肥大化している。ネットワークの混雑は、遅延の発生や低画質化などサービスの品質に大きな影響を与える。ネットワークの混雑を避けて、サービスの利用者に低遅延で高画質なコンテンツを提供するために、ネットワークの負荷分散やネットワーク上に流れるデータの量の削減する技術の開発は不可欠である。 本研究では、利用者目線に注目して、低遅延で配信データ量の削減ができるデータ配送方式を開発する。さらに、実環境への実装を考慮し、符号理論やグラフ理論の応用により、ネットワークモデルの拡張や計算コストの削減を目指す。
|
研究成果の概要 |
本研究では複数のユーザの異なる要求を効率的に満たすために提案された符号化キャッシュ方式を扱う。通信速度や端末の性能が異なるユーザが混在するネットワークをモデル化した。そのネットワークにおいて符号化キャッシュ方式をどのように設計したら配送時間が小さくなるかを議論し、従来の手法よりも配送時間が短くなる方式を提案した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、ネットワークトラヒックの総量が増加し続けている。ネットワークの混雑は、遅延の発生や低品質化などの原因になり、サービスの提供者及び利用者にとって解決すべき重要な問題である。符号化キャッシュ方式は、コンテンツの事前配置と符号化データのマルチキャストにより、トラヒックを削減できる技術である。本研究は現実のネットワークに近いモデルでどのように符号化キャッシュ方式を扱えばよいかを議論しており、符号化キャッシュ方式の実用化に向けた知見を得た。
|