研究課題/領域番号 |
19K21544
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補助金の研究課題番号 |
18H06479 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
1002:人間情報学、応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中西 惇也 大阪大学, 基礎工学研究科, 特任助教(常勤) (00824327)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ソーシャルロボット / 心温まるインタラクション / おもてなし / 接客 / 身体性 / ヒューマンロボットインタラクション / 心温まる感情経験 / 気遣いや心配り |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、どのような対話ロボットが気遣いや心配りを通じた良い感情経験の提供をどの程度できるのか、また人以上のことができるのか、を調査することを目的とする。本調査では、「言葉がけ」という気遣い・心配りに着目し、様々な身体的特徴と動作をもつ対話ロボットを構成・比較することで、どのような要素が気遣いや心配りに必要かを明らかにする。また、人との比較や状況の違いによる効果の調査、さらに推薦システムへの応用の検討も行う。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、対話ロボットの気遣いや心配りを通じたユーザに良い感情経験を提供する対話サービスの在り方を調査することである。 始めに、気遣いや心配りを示すインタラクションの基礎的な調査、およびホテルの共用環境における言葉がけの実践的効果の評価を行い、ロボットの対話戦略、ユーザの性格との関係、ロボットのデザインとの関係について発見をし、また具体的なサービスデザインを提案した。 次に、居住空間におけるインタラクションデザインに着目し、対話ロボットの受容度、人間のような身体の必要性について、調査を行い、ロボットによる対話サービスの在り方の知見を積み上げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サービス業におけるロボットの導入において、人が対人プロセスに注力できるよう、対人プロセスにおける物理的業務(介護、受付、給仕など)に注視してきた従来研究に対し、本研究は対人プロセスである顧客の感情に働きかけるサービス業務に着目し、アプローチとして、人と調和的に関われるインターフェースである人型ロボットによる対話サービスを用い、インタラクションデザインに関する知見を積み上げた。特に、ホテル環境の共用空間やプライベート空間における実証実験を繰り返し行い、具体的なサービスデザインをまとめ、提案した。
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