研究課題/領域番号 |
19K21549
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補助金の研究課題番号 |
18H06486 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
1002:人間情報学、応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 鳥羽商船高等専門学校 |
研究代表者 |
北村 健一 鳥羽商船高等専門学校, 商船学科, 助教 (00825440)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 人間情報 / 心的負荷 / 唾液硝酸イオン / イオンセンサ / ポリマー / ドリフト / 唾液硝酸 / 操船シミュレータ / 生理指標 / 唾液 / 硝酸イオン / 操船者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、唾液に含まれる硝酸イオン濃度を生理指標として使用する、操船者の心的負荷 定量評価をテーマとする。 心的負荷評価の際には、操船者に独自の唾液硝酸イオン測定器を使用する。その測定器のセンサ部にポリマーが材料に含まれるが、新規に試みたポリマーAを材料として採用した唾液硝酸イオン測定器が、従来のポリマーBを採用したものと比較して、操船訓練時の操船者の心的負荷定量評価に対して優位性があるのか検証する。
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研究成果の概要 |
船員はヒト・モノ(荷役物)・財産(船)を安全に運送しつつ、海の環境保全にも目を配る必要がある。とりわけ操船業務時における心的負担は多大であると考える。 本研究は、操船時における負担を掛ける心的負荷要因を突き止めるとともに、その負荷が掛かるタイミングを認識するベテラン操船者の操船術を模倣することにより、若手操船者も同様の操船方法を執ることが可能になるといった、船員教育に寄与するものだと考える。心的負荷を定量評価するために本研究は唾液中硝酸イオン濃度を採用するが、その測定器開発を目指すにあたり、測定器を構成するデバイス箇所に唾液に耐抗性のあるものを今回新たに選定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究にかかる実験を通して、従来のものよりもデバイス表示値のドリフト現象の逓減が見られる新たなデバイスを開発できた。そのデバイスは唾液から唾液を選択する性能は従来のものと変わらなかった一方で、ドリフトに強いといった特性を持つため、操船時のみならず日常業務時における心的負荷を測定するものが開発されたと考える。 そういった観点では本研究は、船舶運航に従事する船員を対象にするのみならず、一般の人々を対象に今後出てくる日常的なメンタル変動を掴むといったヘルスケアデバイスの一つの参照結果を示せたと考える。
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