研究課題/領域番号 |
19K21595
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
超高齢社会研究
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
河野 あゆみ 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (00313255)
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研究分担者 |
石原 拓磨 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (00783193)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 虚弱高齢者 / 要支援高齢者 / 予後 / 死亡 / 疾患管理 / 併存疾患 / 慢性疾患 / 医療給付 / 介護給付 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は医療介護給付に関するビックデータを用い,虚弱な高齢者(要介護認定にて要支援と認定された者)1600名が有する疾患パターンを明らかにし,そのパターンからみた生活機能や死亡に至る経過を明らかにする.本研究結果より,虚弱な高齢者が老化により引き起こされる疾患をもちながら地域で自立した生活をするために介護と医療の側面からどのような包括的ケアが必要か提言する基礎資料を提供することができる.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,介護保険制度における要支援高齢者1,658名の医療給付・介護給付・要介護認定に関するデータを連結し,高齢者が有する疾患プロファイルと死亡に至る予後を予測できるモデルを明らかにすることである.新規に要支援認定1年以内に観測数が多かった疾患は,心疾患,肺疾患,高血圧であり,死亡までの1年間のうち心疾患の罹患数が常に多かった.観測期間での死亡者405名では死亡前1年間の医療費増加群では脳卒中,医療費高維持群ではがんに罹患していた者が多く,死亡前1年間の医療利用と介護サービス利用は互いに補完し合う傾向がみられていた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
介護保険制度において要支援と新規に認定された時点から死亡に至るまでの疾患プロファイルを明らかにするための分析を行った.その結果,高齢者の新規認定から死亡に至るまで心疾患等をはじめとした慢性疾患に対するマネジメントのありかたを検討する必要性が示唆された.
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