研究課題/領域番号 |
19K21624
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小泉 政利 東北大学, 文学研究科, 教授 (10275597)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | オーストロネシア語族 / タロコ語 / 危機言語 / 対称態 / 談話研究 / コーパス / 視線計測 / 脳機能計測 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,タロコ語(オーストロネシア語族,台湾)の対話の動画付きコーパスを作成し,そのデータを用いて談話文法の研究を行う。タロコ語は若い世代に継承されなくなりつつある危機言語であるため,流暢な母語話者が残っている現時点で,異なる世代の対話の記録を残しておくことは,タロコ族の言語と文化の継承において非常に重要な意味を持つ。また,タロコ語はVOSを基本語順とする能格言語であり対称態をもつなど,言語類型論的に極めて珍しく学術的に重要である。作成したコーパスを用いてタロコ語における構文選択がそれ以外のタイプの言語における構文選択とどのような点で共通しどのような点で異なるのかを明らかにしする。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、タロコ語(オーストロネシア語族、台湾)の対話の動画付きコーパスを作成して一般公開し、そのデータを用いて談話文法の研究を行うことである。課題申請時の計画では、研究代表者自らが大学院生等の研究協力者をともなって台湾現地を訪れ、タロコ語話者を対象に独話と対話をビデオカメラで録画し、 録画データをもとにコーパスを作成し、談話文法の研究を行う予定であった。 しかし、コロナ禍の影響で日本から台湾現地に行くことができなかった。そこで現地協力者に依頼して、 CHILDESに準拠した動画付きコーパスを作成するための独話ならびに対話の撮影を行った。また、それを文字に書き起こす作業を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タロコ語は若い世代に継承されなくなりつつある危機言語であるため、今すぐに記録や研究を行わなければ永遠にその機会が失われてしまう可能性が高い。流暢な母語話者が残っている現時点で、異なる世代の対話の記録を残しておくことは、タロコ族の言語と文化の継承において非常に重要な意味を持つ。また、タロコ語はVOSを基本語順とする能格言語であり対称態をもつなど、言語類型論的に極めて珍しい。それを記録に残し談話文法の研究を行うことは、学術的にも社会的にも極めて重要である。
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